ジム城ヒストリア 2005〜2009

last up date : 2013/08/21(Wed)

■ 2005 - ジム城対戦史

日にちできごと
4月2日エイプリルフールネタの閉鎖騒動のお詫びでHidakaさんがジムリーダー達に指示していた対戦用のテキストを一般公開。
5月3日
  〜5月5日
りんくすさんとはまっちゃった人さんの主催で予選がトーナメント、決勝が総当たり方式の「はまねこ杯」が開催される。優勝はveilさん。ベスト3はココア(レオン)さん、壽明さん。参加人数は128名。
7月3日
  〜8月29日
romさんが「Read Cup 2005」を開催する。予選大会は7月3日〜8月3日の間で定員最大5名で「トレーナーハウス」での総当たり戦。決勝大会は8月29日。優勝はfreshgreenさん、準優勝はライコウさん、ベスト4はBRAVEさんとREDさん。参加人数は105名。

2005年 - 対戦史 の考察

     2004年の「ビクトリーカップ2004」でPBSmembersであることが公表された筆者のゴールドがトーナメントシステムを使用したことを契機に一般の利用者が主催する大会でもトーナメントシステムが用いられるようになり、 パーティも汎用性や完成度の高さよりも環境的に強い大会で勝てるパーティ(俗にいう「メタパ」)を組むような人が増えてきた。

      カビゴン ♂ Lv.51
    ねむる
    のろい
    かえんほうしゃ
    すてみタックル
    たべのこし
      ガラガラ ♂ Lv.53
    じしん
    いわなだれ
    つるぎのまい
    めざめるパワー飛行
    ふといホネ
      ポリゴン2× Lv.51
    でんじは
    じこさいせい
    リフレクター
    れいとうビーム
    きせきのみ
      ヘラクロス♂ Lv.51
    ねむる
    ねごと
    じしん
    メガホーン
    ピントレンズ
      ゲンガー ♂ Lv.53
    ほろびのうた
    くろいまなざし
    れいとうパンチ
    10まんボルト
    まひなおしのみ
      エアームド♂ Lv.51
    ねむる
    のろい
    ふきとばし
    ドリルくちばし
    はっかのみ
    based on veil
     ジム戦時代からの常連であり、両者構築使用可能の練習対戦解禁以降、「丙午」で環境をリードし続けてきたveil(丙)さんが「はまねこ杯」で優勝し、次の時代の方向性を示したことで有名な"カビガラポリ"。コンセプト自体の完成は2004年であるものの、大会での優勝と流行を考慮して2005年を代表するパーティとして掲載させて頂いた。ちなみに上記のパーティは2004年末の時点で既に完成していた"火炎カビガラポリ"のパーティである。 「リフレクター」を使うことで相手のカビゴンに隙を見せず、相手のカビゴンに「でんじは」で一方的に麻痺状態にしてカビゴン同士のエースの「のろい」合戦を有利にすることができる。 特にこの年代から印象的なのはカビゴンに隙を見せる「ねごと」「ほえる」の使えるスイクンやガラガラに隙を見せる「ねむる」「のろい」「まきびし」「だいばくはつ」のフォレトスが減るようになる。スイクンがカビゴンエースから抜けたことでブラッキー対策やファイヤー対策が甘くなるようになった。実際の大会ではヘラクロスを「いわなだれ」と「めざめるパワーゴースト」のカイリキーに変更して使用してファイヤーに起点を作らせないようにしていたこともあったが、自身も同じタイプのカイリキーに物凄く弱くなる欠点がある。


      サンダー × Lv.55
    ねむる
    かみなり
    ふきとばし
    めざめるパワー氷
    たべのこし
      パルシェン♂ Lv.50
    ねむる
    なみのり
    まきびし
    だいばくはつ
    きせきのみ
      イノムー ♂ Lv.50
    ねむる
    ねごと
    じしん
    れいとうビーム
    ピントレンズ
      カイリキー♂ Lv.50
    ねむる
    ねごと
    アンコール
    クロスチョップ
    はっかのみ
      ナッシー ♀ Lv.50
    しびれごな
    こうごうせい
    やどりぎのタネ
    サイコキネシス
    どくけしのみ
      フォレトス♂ Lv.50
    ねむる
    のろい
    まきびし
    だいばくはつ
    みずたまリボン
    based on lyon.
     多段嵐王さんの「多段昆布」はレベル55のサンダーの「ねむる」「かげぶんしん」「ふきとばし」「10まんボルト」が発端であり、 その後、サンダーの「ふきとばし」を使った「まきびし」&「ふきとばし」パーティも数多くの人が使ったが、「ふきとばし」の使ったサンダーが定番だった頃に特に反響のあったlyon.(憂舟)さんのパーティ。ここでもファイヤー対策が薄くなり、"カビガラポリ"の流行の影響で"音バンギ"のパーティへの対策が薄くなっていることが伺える。本人のパーティ解説はこちら


      カビゴン ♂ Lv.55
    ねむる
    のろい
    じしん
    すてみタックル
    たべのこし
      パルシェン♂ Lv.50
    なみのり
    まきびし
    だいばくはつ
    リフレクター
    おうごんのみ
      サンダー × Lv.50
    ねむる
    でんじは
    めざめるパワー氷
    10まんボルト
    はっかのみ
      ガラガラ ♂ Lv.50
    じしん
    いわなだれ
    だいもんじ
    こごえるかぜ
    ふといホネ
      ブラッキー♀ Lv.50
    ねむる
    あまえる
    バトンタッチ
    くろいまなざし
    きせきのみ
      ムウマ  ♀ Lv.50
    みちづれ
    いたみわけ
    ほろびのうた
    くろいまなざし
    まひなおしのみ
    based on lyon.
     2004年の後半に登場し、2005年で爆発的に増えた"カビガラポリ"に有利に戦えるlyon.(憂舟)さんが組んだポリゴン2を封印して組んだ「のろい」&「じしん」型のカビゴンエースパーティ。麻痺を撒く役がポリゴン2ではなくサンダーになっている。サンダーの「でんじは」は従来のカビゴンエースの場合だと「じこさいせい」で回復するポリゴン2は「でんじは」で麻痺を受けたくなく、ガラガラは「めざめるパワー氷」を受けてしまった場合に後出しから勝てないため、カビゴンでしかサンダーに後出しが安定せず、結果的にカビゴンに麻痺が入る形になる。

     このことから"地震カビガラポリ"バージョンでもサンダーの技構成は「ねむる」「でんじは」「めざめるパワー氷」「10まんボルト」が定番化し、スイクンなどの「ほえる」や「ふきとばし」の使えるポケモンもカビゴンエースに入らなくなったので「くろいまなざし」&「バトンタッチ」のブラッキーが注目される流れをlyon.(憂舟)さんが誰よりも早く作った。

     しかし、"地震カビガラポリ"に「でんじは」持ちのサンダーを組み込むことは既にveil(丙)さん自身も大会予選などで実験しており、「ねごと」が入らないため、「ねむりごな」を持たせたナッシーなどに対して物凄く苦戦するという弱点について言及していたが、このコンセプトの完成系とも呼ばれたさんのカビパルクイン"でも登場以降の2010年まで対策が放置されたままとなる。

     "地震カビガラポリ"の発展系となる"カビバルサンダー"、"火炎カビガラポリ"の発展系となる"カビ(ブラ)ガラリキー"をミックスさせたようなパーティであった。lyon.(憂舟)さんご本人のパーティの解説はこちら



■ 2006 - ジム城対戦史

日にちできごと
8月26日りんくすさんの主催で「第1回 ぽけふろ杯」が開催される。優勝はさん。準優勝は凩さん。ベスト4は冬浪さんとふぇいさん。参加者は63名。
9月16日ポケモン第四世代「ダイヤモンド・パール」が発売される。第三世代では実現できなかったWi-Fi対戦が第四世代で可能になる…が、乱数調整が広まっていなかったこともあり、2004年以降の「ジムリーダーの城」の緩やかな人口減少に大きく拍車をかけるものではなかった。
9月16日No.1〜41まで登録された旧レンタルパーティが一新される。
10月下旬るる氏が「ジムリーダーの城 ダイヤモンド&パール」という「ジムリーダーの城」のデザインとジム戦システムを模したサイトを管理側に無断で公開。後にあみにしさんからサイト名の使用許可を貰うが短命に終わる。なお、るる氏は管理側から別の問題で2005年7月にアクセス制限を受けている。
12月14日「ポケモンバトルレボリューション」が発売される。気軽に対戦できるWi-Fiのランダム対戦が可能になる。

2006年 - 対戦史 の考察

     2005年まで金銀の対戦をリードしてきたveil(丙)さんの手に寄って作り出された"火炎カビガラポリ"と"地震カビガラポリ"はveil(丙)さんの引退後もジム城に残ったトレーナー達に寄って更なる発展を遂げ、2000年代後半は「でんじは」などによる麻痺をキーとした「のろい」持ちのカビゴンエースのパーティが大会の優勝記録を伸ばす時代が続いて行く。

      カビゴン ♂ Lv.55
    ねむる
    のろい
    じしん
    すてみタックル
    たべのこし
      パルシェン♂ Lv.50
    なみのり
    まきびし
    だいばくはつ
    リフレクター
    おうごんのみ
      サンダー× Lv.50
    ねむる
    かみなり
    ふきとばし
    めざめるパワー氷
    はっかのみ
      ガラガラ ♂ Lv.50
    じしん
    いわなだれ
    つるぎのまい
    めざめるパワー飛行
    ふといホネ
      ポリゴン2× Lv.50
    でんじは
    じこさいせい
    リフレクター
    れいとうビーム
    きせきのみ
      ゲンガー ♂ Lv.50
    みちづれ
    ほろびのうた
    くろいまなざし
    ほのおのパンチ
    まひなおしのみ
    based on veil / arranged by しゃわ
     "カビガラポリ"のveil(丙)さんの"地震カビガラポリ"バージョンをveil(丙)さんの引退と入れ替わる形で「セキエイジム」のしゃわさんが金銀の対戦に復帰し、アレンジを加えたパーティ。 「くろいまなざし」→「バトンタッチ」ブラッキーに弱かったこれまでの"カビガラポリ"に「ふきとばし」を追加し、パルシェンの「まきびし」と合わせて「まきびし」&「ふきとばし」でも突破口を開けるようになる。「でんじは」が入らなかったので「10まんボルト」より追加効果の麻痺が期待できる「かみなり」を使っている。

      カビゴン ♂ Lv.53
    ねむる
    のろい
    かみなり
    すてみタックル
    たべのこし
      ブラッキー♀ Lv.52
    あまえる
    つきのひかり
    バトンタッチ
    くろいまなざし
    きせきのみ
      ウツボット♂ Lv.50
    アンコール
    こうごうせい
    めざめるパワー草
    ヘドロばくだん
    まひなおしのみ
      ガラガラ ♂ Lv.50
    じしん
    いわなだれ
    つるぎのまい
    めざめるパワー虫
    ふといホネ
      スターミー× Lv.50
    でんじは
    じこさいせい
    こうそくスピン
    ハイドロポンプ
    ひかりのこな
      エアームド♂ Lv.50
    どろぼう
    どくどく
    ふきとばし
    ドリルくちばし
    おうごんのみ
    based on わんおー / arranged by しゃわ
     「あまえる」(PP32)を持たせた「くろいまなざし」→「バトンタッチ」のできるブラッキー(攻撃技なし)は「つるぎのまい」(PP48)を持たせたガラガラを後だししてもなんとかなる。 …と思われてきたが、「バトンタッチ」した先が「アンコール」の使えるポケモンの場合、「つるぎのまい」を選び続けるとガラガラを後だしするだけでは対策がうまくいかない。「くろいまなざし」&「バトンタッチ」のブラッキーと「アンコール」の使えるポケモンはワタッコなどでタマムシジムリーダーのうにょんさんなどが現役時代に使っていたが、ワタッコより攻撃面で優れるウツボットとそれまで少なかった「かみなり」を持たせた「のろい」カビゴンに注目したのはわんおー(NK)さんであった。"カビポリ"と"カビブラ"のどちらにとっても天敵てあった「いわなだれ」と「めざめるパワーゴースト」持ちのカイリキーに効果抜群のダメージを受けないのが最大の魅力であり、人気を博した。


      ガラガラ ♂ Lv.55
    じしん
    いわなだれ
    つるぎのまい
    めざめるパワー飛行
    ふといホネ
      マルマイン× Lv.50
    だいばくはつ
    リフレクター
    ひかりのかべ
    10まんボルト
    まひなおしのみ
      サンダース♂ Lv.50
    あまえる
    バトンタッチ
    こうそくいどう
    10まんボルト
    たべのこし
      ナッシー ♂ Lv.50
    ねむりごな
    だいばくはつ
    めざめるパワー炎
    サイコキネシス
    きせきのみ
      カビゴン ♂ Lv.50
    じばく
    じしん
    だいもんじ
    のしかかり
    せんせいのツメ
      ハッサム ♂ Lv.50
    やつあたり
    バトンタッチ
    ひかりのかべ
    つるぎのまい
    おうごんのみ
    based on わんおー / arranged by ゴールド
     「こうそくいどう」を「ふといホネ」を持たせたガラガラに「バトンタッチ」して「つるぎのまい」を積んだ後、「じしん」「いわなだれ」「めざめるパワー飛行」で相手の3匹をそれぞれ1ターンキルして一網打尽にする…というトキワジムリーダーのサンダースさんが現役時代の頃からあるコンセプトのパーティ(通称キルパ)。このコンセプトのパーティの中では取り分け人気があったわんおー(NK)さんのパーティを発案された2006年に掲載させて頂いた。わんおー(NK)さんが2006年の後半頃に新たに加えた要素はカビゴンとポリゴン2、ゲンガーとムウマ(通称ダブルゴースト)のようにマルマインとサンダースと言う全く同じ属性のポケモンを2匹組み込んでいるところであり、マルマインとサンダースを使い分けすることもできれば、マルマインの「リフレクター」や「ひかりのかべ」でサンダースのコンボをサポートしたり、サンダースにとって邪魔なポケモン(例えばナッシーなど)を「だいばくはつ」で共倒れにして間接的役割破壊を決められると言う点が評価され、人気があった。

     なお、掲載されているものはオリジナルのわんおー(NK)さんの55ガラから筆者のゴールドがアレンジを加えている。 ナッシーの技はオリジナル版だと「リフレクター」と「やどりぎのタネ」となっているが「ねむりごな」とナッシーとエアームドに効果抜群のダメージを与えられる「めざめるパワー炎」に変更されている。特に「ねむりごな」は"カビガラポリ"登場以降の「ねごと」減少傾向にあった当時の対戦環境の中でかなり強く、ナッシーの技を「ねむりごな」に変更して使っていた人は筆者の他にもたくさんいた。これに関連して2002年に掲載させて頂いたグレンジムリーダーのBOYTOPさんの「ねむりごな」&「だいばくはつ」のナッシーで起点を作るタイプのファイヤーエースのパーティなども息を吹き返し、スターミーの入らない"カビガラポリ"などを次々と倒していた。

■ 2007 - ジム城対戦史

日にちできごと
3月18日りんくすさんの主催で「第2回 ぽけふろ杯」が開催される。優勝はファイン(柚樹)さん。準優勝はりちゃあどさん、ベスト4はぐらたんさん、kさん。参加者55名。
8月18日りんくすさんの主催で「第3回 ぽけふろ杯」が開催される。優勝はさん。準優勝はdennyさん。ベスト4は(カワウソス)さん、ピースさん。参加者は定員満員の64名。

2007年 - 対戦史 の考察

     2003年に「丙午」や「CAFE PORY」で広まったポリゴン2もveil(丙)さんやlyon.(憂舟)さんの引退とともに対戦から姿を消すこととなった2007年。カビゴンエースパーティのミラーマッチでは「でんじは」の麻痺撒き役としてはサンダーが優秀であることが分かり、格闘属性のポケモンや「ねごと」「にほんばれ」「だいもんじ」を持たせたファイヤーにも少し強くなり、「でんじは」の撒けるスターミーがカビゴンエースのパーティに復活する。

      カビゴン ♂ Lv.55
    ねむる
    のろい
    じしん
    すてみタックル
    たべのこし
      パルシェン♂ Lv.50
    のろい
    まきびし
    だいばくはつ
    れいとうビーム
    おうごんのみ
      サンダー × Lv.50
    ねむる
    でんじは
    めざめるパワー氷
    10まんボルト
    はっかのみ
      スターミー× Lv.50
    なみのり
    でんじは
    じこさいせい
    サイコキネシス
    きせきのみ
      ゲンガー ♂ Lv.50
    みちづれ
    ほろびのうた
    くろいまなざし
    ほのおのパンチ
    まひなおしのみ
      ハガネール♂ Lv.50
    じしん
    ほえる
    どくどく
    だいばくはつ
    みずたまリボン
    based on
     2006年の「第1回 ぽけふろ杯」で優勝したさんが2006年末に完成させ、「セキエイジム」で公開された"カビパルサンダー"のパーティ。"カビパルサンダー"という組み合わせ自体は2007年以前から組んでいるトレーナーが既にいるにもかかわらず、"カビパルサンダー"というと一般的にこのパーティを思い浮かべる人が多いほど評価の高いパーティ。さんが2007年夏に開催された「第3回 ぽけふろ杯」でそっくりそのまま再現して使用し、見事優勝する。

     新たに「ほえる」持ちハガネールが入ったことでサンダーに「ふきとばし」を入れる必要がなくなった。前年より台頭してきた「かみなり」と「のろい」を持たせたカビゴンと「くろいまなざし」→「バトンタッチ」のブラッキーの組み合わせに対しても有利に立ち回ることができる。また、パルシェンのように「だいばくはつ」ができるので格闘ポケモンを共倒れにすればカビゴンを動き易くさせることもできる。また、スターミーが入ってこれまでの"カビパルサンダー"のパーティで課題であったファイヤーやカイリキーには少しだけ強くなったが、スターミーのレベル50であるため、レベルの差を離されると効果抜群の「めざめるパワー」で2発で倒されてしまう。


      サンダー × Lv.55
    ねむる
    かみなり
    ふきとばし
    めざめるパワー氷
    たべのこし
      カビゴン ♂ Lv.50
    ねむる
    じしん
    じばく
    のしかかり
    はっかのみ
      パルシェン♂ Lv.50
    のろい
    まきびし
    なみのり
    だいばくはつ
    おうごんのみ
      ブラッキー♀ Lv.50
    ねむる
    ねごと
    あまえる
    どくどく
    ひかりのこな
      ハガネール♂ Lv.50
    じしん
    ほえる
    どくどく
    だいばくはつ
    みずたまリボン
      カイリキー♂ Lv.55
    ねむる
    いわなだれ
    めざめるパワー霊
    クロスチョップ
    きせきのみ
    based on しゃわ / arranged by ゴールド
     わんおー(NK)さんの"カビブラウツボ"やさんの"カビパルサンダー"までのレベル55カビゴンのエースが苦手とするセミフルアタックのレベル55の「いわなだれ」「めざめるパワーゴースト」搭載のカイリキー込みのサンダーエースパーティ。カイリキーが止められてしまうヘラクロスやフシギバナに対してサンダーが強く、サンダーの苦手なカビゴンエースやライコウエースにカイリキーが強い。また、RAI(雷帝)さん発案の「ねごと」「あまえる」ブラッキーがサンダーの代わりにスターミーや低レベルのサンダーの「でんじは」を受けつつ、カビゴンもパルシェンと組ませて強引に流しながらサンダーの「ふきとばし」で多段昆布を狙う。スイクンが消えて以来、久しぶりに定番のパーティで「ねごと」が登場し、「ねむりごな」や「でんじは」などの状態異常を与えるからかわす時代に転換して行く。


      カビゴン ♂ Lv.55
    ねむる
    のろい
    じしん
    すてみタックル
    たべのこし
      スターミー× Lv.50
    なみのり
    でんじは
    じこさいせい
    こうそくスピン
    まひなおしのみ
      サンダー × Lv.50
    ねむる
    でんじは
    めざめるパワー氷
    10まんボルト
    はっかのみ
      ガラガラ♂ Lv.50
    ねむる
    ねごと
    じしん
    かえんほうしゃ
    ふといホネ
      エアームド♂ Lv.50
    ねむる
    どくどく
    ふきとばし
    ドリルくちばし
    きせきのみ
      ゲンガー ♂ Lv.50
    みちづれ
    ほろびのうた
    くろいまなざし
    れいとうパンチ
    とけないこおり
    based on ファイン
     2007年の春に開催された「第2回 ぽけふろ杯」で優勝したファイン(柚樹)さんがメインで使用したパーティ。"カビパルサンダー"とは異なり、「まきびし」を撒くのではなく、「こうそくスピン」で「まきびし」を駆除して受けに徹する一昔前のようなカビゴンエースパーティ。2009年の「Clove&Peace Cup」準優勝のウメハラさんもメインで使用していたパーティでもある。

■ 2008 - ジム城対戦史

日にちできごと
2月23日りちゃあどさんの主催で「ヒツジ杯」が開催される。優勝はファイン(柚樹)さん。参加者は24名。
8月24日りんくすさんとりちゃあどさんの主催で「ひつじねこ杯」が開催される。優勝はdennyさん。準優勝はドルさん、ベスト4は影坊主さんとビオレッツェさん。参加者は40名。

2008年 - 対戦史 の考察

     2007年にジム城の常連で利用者の多かった「ガブリ日記(※ポケモンのガブリアスとは一切関係ありません。)が閉鎖する頃には「CAFE PORY」のlyon.さんや赤いヘルガーさん、romさん、エレブーバ(鬼柳)さん、シルク(rnt)さんなども対戦考察の表舞台から姿を消し、顔ぶれも変わってきた。彼らに代わって「セキエイジム」のしゃわさんと「壷会総本山」のわんおーさんを筆頭にさんやファイン(柚樹)さん、dennyさん、りちゃあどさん、NIGHT★BIRDS(水溜りの中のアリス)さん、ライコウさん、はまっちゃった人さん、(ブイブイ)さん、煙霞さん、あすなろさん、さんなどが対戦の考察を盛り上げた。

      カビゴン ♂ Lv.53
    ねむる
    のろい
    でんじほう
    おんがえし
    はっかのみ
      スターミー× Lv.51
    みがわり
    でんじは
    なみのり
    あやしいひかり
    たべのこし
      ガラガラ ♂ Lv.51
    じしん
    いわなだれ
    つるぎのまい
    めざめるパワー飛行
    ふといホネ
      カイリキー♂ Lv.51
    ねむる
    いわなだれ
    めざめるパワー霊
    クロスチョップ
    きせきのみ
      ナッシー ♂ Lv.51
    しびれごな
    こうごうせい
    やどりぎのタネ
    サイコキネシス
    まひなおしのみ
      エアームド♂ Lv.51
    どくどく
    どろぼう
    ふきとばし
    ドリルくちばし
    おうごんのみ
    based on わんおーNIGHT★BIRDS / arranged by しゃわ
     2008年に流行した戦術を融合したしゃわさんの"カビガラリキー"パーティ。2007年後半からさんとわんおーさんが発案し、しゃわさんが積極的にオススメしていた「でんじほう」持ちのカビゴンのパーティが2008年で人気のあるパーティであった。「かみなり」とは異なり、命中すれば100%の確率で麻痺する「でんじほう」でカビゴン自らが麻痺を狙えるようになり、カビゴン同士の対戦にもやや強くなった。しゃわさん曰く「でんじほう」持ちのカビゴンの適正レベルは53であり、レベル50の「おうごんのみ」を持たせたエアームドを2発で倒せる確率が最も高いレベルとなる。

     また、カビゴンの持ち物は長らく続いた「たべのこし」から「はっかのみ」に変わり、「ねむる」を先に使ってしまって相手のエースのカビゴンに隙を見せたら負けとならないように工夫がなされた。

     更にこれまで"火炎(雷)カビガラ"パーティが弱点としていたレベル55のサンダーに先制できるレベル51以上の「みがわり」「でんじは」「あやしいひかり」持ちのスターミー(通称あやみが☆)をNIGHT★BIRDSさんの53太鼓ガラHAの要素も入っている。

      バンギラス♂ Lv.55
    ねむる
    のろい
    めざめるパワー岩
    ばくれつパンチ
    たべのこし
      パルシェン♂ Lv.50
    のろい
    まきびし
    だいばくはつ
    れいとうビーム
    きのみジュース
      サンダー × Lv.50
    ねむる
    でんじは
    かみなり
    めざめるパワー氷
    きせきのみ
      スイクン × Lv.50
    ねむる
    ねごと
    ほえる
    なみのり
    ひかりのこな
      カビゴン ♂ Lv.50
    ねむる
    じしん
    じばく
    でんじほう
    はっかのみ
      ナッシー ♂ Lv.50
    ねむりごな
    やどりぎのタネ
    めざめるパワー炎
    サイコキネシス
    おうごんのみ
    based on りちゃあど
     2005年の"カビブラ(ウツボ)"台頭以降増加傾向にあった「かみなり」や「でんじほう」を持たせたカビゴンの影響でバンギラスの技は麻痺したら「のろい」から圧殺される「いやなおと」から昔ながらの「のろい」を持たせたバンギラスへとシフトした。これまであまり注目されなかったバンギラスの技として「ばくれつパンチ」があり、りちゃあどさんが2007年に使い始め、2008年にバンギラスの定番技のひとつとなった。レベル55のカビゴンが「じしん」を持っていようとも「ばくれつパンチ」2発と混乱の自滅ダメージで倒したい。「ばくれつパンチ」を使った別の技構成として「ねごと」「いわなだれ」「ばくれつパンチ」「ピントレンズ」のバンギラスも一時的に流行ったものの、2009年の"カビパルクイン"のニドクイン台頭で短命に終わってしまう。


      ガラガラ ♂ Lv.55
    じしん
    いわなだれ
    つるぎのまい
    めざめるパワー飛行
    ふといホネ
      ハピナス ♀ Lv.50
    うたう
    かみなり
    タマゴうみ
    れいとうビーム
    せんせいのツメ
      エアームド♂ Lv.50
    まもる
    どくどく
    ふきとばし
    ドリルくちばし
    たべのこし
      スターミー× Lv.50
    でんじは
    じこさいせい
    あやしいひかり
    ハイドロポンプ
    まひなおしのみ
      カビゴン ♂ Lv.50
    じばく
    のろい
    じしん
    だいもんじ
    きせきのみ
      ゲンガー ♀ Lv.50
    みちづれ
    ギガドレイン
    ほろびのうた
    くろいまなざし
    まひなおしのみ
    based on サンダース / arranged by はまっちゃった人
     2008年頃から最大PP8の「でんじほう」持ちカビゴンと「リフレクター」の貼ってあるレベル55のガラガラに対して不利になりづらいことでやや普及したライコウさん発案の「どくどく」⇒「まもる」のエアームドの代表的なはまっちゃった人さんのパーティ。このエアームドの研究の経緯はこちら。取り巻きの組み合わせ自体はジム戦時代のトキワジムリーダーのサンダースさんが使っていたような"ガラハピエア"と大して変化は無いものの、「セキエイジム」にまとめてある2007年〜2009年のメタの変化についてを物凄く反映したような技構成となっている。

     関係者曰く同時期に流行ったNIGHT★BIRDSさんの"53太鼓ガラHA"にも強いらしいのだが、実際はハピナスでスターミーの壁となることができてもスターミーはハピナスに「でんじは」を仕込めば仕事をしたことになるので無理に居座る必要は無く、レベル53のガラガラの「はらだいこ」もレベル50のエアームドを一撃で倒すことを意識したものなので対策ができていない。制作者のはまっちゃった人さん自身が2010年に再調整した"55ガラガラA-HP-Ver1.10"ではスターミーがシャワーズに変更されて改善されている。また、ハピナスは後に流行る「あやしいひかり」&「みがわり」+「あくむ」のスターミーの壁となれる。

■ 2009 - ジム城対戦史

日にちできごと
3月29日クラヴハンマーさんとピースさんの主催で予選がトーナメント、決勝が総当たり方式の「Clove&Peace Cup」が開催される。優勝はさん。準優勝はウメハラさん、第3位はりちゃあどさん。参加者46名。
5月11日りちゃあどさんの主催で「さそりん杯」が開催される。優勝はりちゃあどさん。準優勝はピースさん。参加者12名。
8月8日
  〜8月29日
当サイト管理人のゴールドが「ビクトリーカップ2009」を開催する。優勝は「リトルカップ」が代打大道さん、「キャッスルカップ2002」がαさん、「ニンテンドウカップ2000」がぶいさん、「ウルトラカップ」がクラヴハンマーさん。
9月12日金・銀・クリスタルのリメイク「ハートゴールド・ソウルシルバー」が発売される。

2009年 - 対戦史 の考察

     金・銀・クリスタルのリメイク「ハートゴールド・ソウルシルバー」の発売前に当サイト管理人のゴールドがカビゴンエース、サンダーエース、ガラガラエース3強の対戦環境のマンネリ化に飽き、新たな刺激を与えるため「ジムリーダーの城」が始まって以来初めての一撃必殺技使用可能の「ニンテンドカップ2000」の非公式大会「ビクトリーカップ2009」を開催する。

     2000年代前半までの対戦環境をリードしてきたveil(丙)さんに代わり、2000年代後半の対戦環境をリードしてきたカリスマトレーナーさんがその集大成とも言える"カビパルクイン"を完成させた。
     
      カビゴン ♂ Lv.55
    ねむる
    のろい
    じしん
    すてみタックル
    はっかのみ
      スターミー× Lv.50
    なみのり
    でんじは
    じこさいせい
    リフレクター
    まひなおしのみ
      サンダー × Lv.50
    でんじは
    ふきとばし
    めざめるパワー氷
    10まんボルト
    きせきのみ
      パルシェン♂ Lv.50
    のろい
    まきびし
    だいばくはつ
    れいとうビーム
    おうごんのみ
      ニドクイン♀ Lv.50
    じしん
    あまえる
    かみなり
    れいとうビーム
    たべのこし
      ゲンガー ♂ Lv.50
    みちづれ
    ほろびのうた
    くろいまなざし
    れいとうパンチ
    おうごんのみ
    based on
       2007年夏の非公式大会「第3回 ぽけふろ杯」で優勝の実績がある"カビパルサンダー"を制作者のさん自らが調整を重ねて完成させた"カビパルクイン"が2009年春の非公式大会「Clove&Peace Cup」で見事に優勝する。 これまでヘラクロスやウツボットなどが入らないカビゴンエースのパーティが苦手としていた「いわなだれ」「めざめるパワーゴースト」持ちのカイリキーを対策でき、「ねごと」「どくどく」「あまえる」持ちのブラッキーや「どくどく」&「まもる」持ちのエアームドを起点にでき、「いわなだれ」と「ばくれつパンチ」持ちのバンギラスに強く、高レベルのサンダーやガラガラに対して「れいとうビーム」で起点にならないニドクインが組み込まれることとなった。veil(丙)さん引退後の過去4年間のカビゴンエースの課題を克服した集大成とも言うべきパーティである。ニドクインに関してはこれまで対戦で使われなかったポケモンであるが、現役時代のveil(丙)さんがスイクンの「まきびし」&「ほえる」パーティ(通称君主昆布)や「ビクトリーカップ2004」使用パーティなどで推していたポケモンでもあった。


      サンダー × Lv.55
    ねむる
    ねごと
    めざめるパワー氷
    10まんボルト
    じしゃく
      イノムー ♂ Lv.50
    ねむる
    ねごと
    じしん
    れいとうビーム
    ピントレンズ
      カビゴン ♂ Lv.50
    ねむる
    のろい
    じばく
    のしかかり
    はっかのみ
      カイリキー♂ Lv.50
    ねむる
    いわなだれ
    めざめるパワー霊
    クロスチョップ
    きせきのみ
      パルシェン♂ Lv.50
    のろい
    まきびし
    なみのり
    だいばくはつ
    おうごんのみ
      フォレトス♂ Lv.50
    ねむる
    のろい
    まきびし
    だいばくはつ
    たべのこし
    based on ウメハラ / arranged by ゴールド
     2009年春の非公式大会「Clove&Peace Cup」の決勝戦でさんの"カビパルクイン"をあと一歩の所まで追いつめたウメハラさんのパーティ。 なお、「めざめるパワー」のタイプ設定ミス(?)…などもあったようなのでパーティの技や持ち物に関しては当時の環境を意識しつつ、筆者がアレンジをして掲載させて頂いた。サンダーの技はカビゴンの持ち物が「たべのこし」から「はっかのみ」に移ったことでその前後より「かみなり」が人気であったが、「かみなり」をメインの攻撃とするサンダーを圧倒できるNIGHT★BIRDSさんの「あやしいひかり」&「みがわり」持ちスターミーの流行も考慮して命中率100%で「たべのこし」を持たないレベル55のカビゴンを約90%の確率で4発で倒せる「じしゃく」持ち「10まんボルト」を採用している。

      シャワーズ♂ Lv.55
    ねむる
    あまえる
    なみのり
    れいとうビーム
    はっかのみ
      ライコウ × Lv.55
    ねむる
    ほえる
    めざめるパワー水
    10まんボルト
    きせきのみ
      パルシェン♂ Lv.50
    のろい
    まきびし
    だいばくはつ
    れいとうビーム
    おうごんのみ
      ドンファン♂ Lv.50
    まもる
    じしん
    どくどく
    アンコール
    たべのこし
      カビゴン ♂ Lv.50
    ねむる
    ねごと
    のろい
    のしかかり
    ひかりのこな
      フォレトス♂ Lv.50
    ねむる
    のろい
    まきびし
    だいばくはつ
    みずたまリボン
    based on アウオオ / arranged by クラヴハンマー
     さんの"カビパルクイン"やNIGHT★BIRDSさんの"53太鼓ガラHA"などに強く立ち回れるレベル55のシャワーズが注目されていた。レベル55のシャワーズはバンギラスに先制できるレベル52のエアームドとパルシェンに先制でき、レベル50のニドクインと素早さが同じになる。また、アウオオさん発案の低レベルのガラガラとレベル55のカビゴンorライコウの組み合わせに強い「まもる」「どくどく」「アンコール」「たべのこし」持ちのドンファンが登場し、後にドンファンの技として定番化した背景などを元にこれらの要素をまとめたクラヴハンマーさんのシャワーズ&ライコウのダブルエースパーティ"ライコウの跡地"を掲載させて頂いた。