カビゴン

last up date : 2014/08/01(Fri)

■ 基礎データ(第一世代のポケモン:全国図鑑No.143)

カビゴン ステータス 種族値 グラフ
HP 160
物理攻撃力 110
物理防御力 65
特殊攻撃力 65
タイプ 特殊防御力 110
ノーマル 素早さ 30
性別比(♀:♂) タマゴグループ 進化
1:7
(0〜3:4〜F)
怪獣
(10240歩)
-

タイプ相性

ダメージ倍率対象となるタイプ
×4-
×2格闘
×1/2-
×1/4-
×0ゴースト

特徴解説

金銀対戦のスタンダードルール『ニンテンドウカップ2000』において15年不動の人気を誇る金銀最強のポケモン、カビゴン。
第二世代では、特殊防御力の種族値が45もアップし、ハピナス、ラッキーに次ぐ、特殊耐久力の高いポケモンとなったほか、
第二世代で強化された「じばく」や「すてみタックル」の恩恵を受け、ノーマルポケモンでNo.1の火力を持つようになった。
(※リングマやグランブルの方がカビゴンよりも物理攻撃力は上だが、威力120の「すてみタックル」を覚えられず、威力102の「やつあたり」を使わざるをえない。)

ポケモン名 HP 物理攻撃力 物理防御力 特殊攻撃力 特殊防御力 素早さ 合計
カビゴン 160 110 65 65 110 30 540
ハピナス 255 10 10 75 135 55 540
ポリゴン2 85 80 90 105 95 60 515
リングマ 90 130 75 75 75 55 500
ガルーラ 105 95 80 40 80 90 490
ケンタロス 75 100 95 40 70 110※1 490
ミルタンク 95 80 105 40 70 100 490

また、物理耐久も物理攻撃技の中で最高火力となるカビゴンの使用する「じばく」以外で1発の攻撃で倒されることが無く、
第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ)と同様、「じばく」で確実に相手のポケモンを共倒れにする圧倒的な対面性能を持つ。
なお、特殊攻撃力が突出して秀でていないポケモンならば、「ねむる」を選択され続けるだけで大きな壁として活躍するが、
受け出しをする場合においては、素早さが遅いので、2回分の攻撃を耐えた上で反撃できることに注意しなければならない
自ら「のしかかり」で麻痺させたり、取り巻きのポケモンの「でんじは」を撒くことでその欠点をカバーすると使い易い。

■ 構成サンプル

高レベル型 (レベル:55)

技1技2技3技4持ち物
すてみタックル
のしかかり
ころがる
ねごと
じしん
どくどく
かげぶんしん
じわれ
のろい
でんじほう
かえんほうしゃ
はらだいこ
ねむる
みがわり
じばく
まもる
たべのこし
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 292 63 15
(F)
・「たべのこし」の回復量が18。
物理攻撃力 177 63 15
(F)
・レベル50のスターミーを「おんがえし」で超高確率で2発で倒せる。
・レベル55のライコウで「じしん」を超高確率で2発で倒せる。
・レベル55のスターミーを「すてみタックル」で超高確率で2発で倒せる。
・レベル50のサンダーを「すてみタックル」で超高確率で2発で倒せる。
・レベル55の「たべのこし」を装備したカビゴンを「すてみタックル」で3発で倒せる。

・レベル50のスイクンを「おんがえし」で超高確率で3発で倒せる。
・レベル50のハガネールを「じしん」で超高確率で3発で倒せる。
・レベル55の「たべのこし」を装備したバンギラスを「じしん」で3発で倒せる。

・レベル55のカビゴンの身代わりを「のしかかり」で1発で壊せる。
物理防御力 127 63 15
(F)
・ランク+2のレベル55のケンタロスの「はかいこうせん」を1発耐える。
・「ピンクのリボン」を持ったレベル52のパルシェンの「だいばくはつ」を1発耐える。
・レベル55のバンギラスの「ばくれつパンチ」を超高確率で2発耐える。
・レベル55のヘラクロスの「めざめるパワー格闘」を超高確率で2発耐える。
・レベル50のヘラクロスの「メガホーン」を超高確率で3発耐える。
・レベル55のバンギラスの「いわなだれ」を超高確率で3発耐える。
・レベル50のカビゴンの「のしかかり」を身代わりが耐える。
特殊攻撃力 127 63 15
(F)
・レベル50のエアームドを「かえんほうしゃ」で超高確率で2発で倒せる。
特殊防御力 177
(〃)
・レベル55の「じしゃく」を装備したサンダーの「かみなり」を3発耐える。
・快晴時のレベル55のファイヤーの「だいもんじ」を超高確率で2発耐える。
素早さ 89 63 15
(F)
・レベル52の35族(ヌオー・サニーゴ)と同速。
・ランク-1でレベル53の5族(ツボツボ)と同速。
 ポケモン第二世代最強の対面性能と受け性能を両立させたレベル55エースのカビゴン。定番の技構成は「のろい」をベースとする型、「はらだいこ」をベースとする型、セミフルアタック型の3種類になる。それらすべてを受け出しで対策できるポケモンが存在しないのがこのポケモンの強さを表していると言える。

 「すてみタックル」の反動を「たべのこし」によって補っているが、それでも対サンダーやファイヤーなどでは反動が重くのしかかることがあるため、敢えて攻撃を加えずに「のろい」を積んで攻撃力を上げたり、「でんじほう」で攻撃の順番を入れ替えて戦った方が良いこともあること、また、カビゴンの役割過多になり、不意の「じばく」「だいばくはつ」で共倒れになったために他で代替が効かなくならないことに気をつけて立ち回ることを心がけたい。
攻\防 ±0 +1 +2 +3 +4 +5 +6
±0 123〜104
(30〜26)
82〜69
(20〜17)
63〜53
(15〜13)
51〜43
(12〜10)
42〜35
(10〜8)
36〜30
(9〜7)
31〜26
(7〜6)
+1 186〜158
(46〜39)
123〜104
(30〜26)
93〜79
(23〜17)
75〜63
(18〜15)
63〜53
(15〜13)
54〜45
(13〜11)
46〜39
(11〜9)
+2 247〜210
(61〜52)
163〜138
(40〜34)
123〜104
(30〜26)
99〜84
(24〜21)
82〜69
(20〜17)
70〜59
(17〜14)
61〜51
(15〜12)
+3 309〜262
(77〜65)
204〜173
(51〜43)
153〜130
(35〜32)
123〜104
(30〜26)
102〜86
(25〜21)
88〜74
(22〜18)
76〜64
(18〜16)
+4 370〜314
(92〜78)
244〜207
(61〜51)
183〜155
(45〜38)
147〜125
(36〜31)
121〜102
(30〜25)
105〜89
(26〜22)
91〜77
(22〜19)
+5 432〜367
(108〜91)
285〜242
(71〜60)
213〜181
(53〜45)
171〜145
(42〜36)
142〜120
(35〜30)
121〜102
(30〜25)
106〜90
(26〜22)
+6 495〜421
(123〜105)
327〜278
(81〜69)
244〜207
(61〜51)
196〜166
(49〜41)
163〜138
(40〜34)
139〜118
(34〜29)
123〜104
(30〜26)

中レベル型 (レベル:53)

技1技2技3技4持ち物
おんがえし
すてみタックル
だいもんじ
かみなり
カウンター
のろい ねむる たべのこし
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 281 63 15
(F)
・「たべのこし」の回復量が17。
物理攻撃力 170 63 15
(F)
・レベル55の「たべのこし」を装備したライコウを「おんがえし」で3発で倒せる。
・レベル55の「めざめるパワー氷」を搭載したサンダーを「おんがえし」で超高確率3発で倒せる。
・ランク+1でレベル55の「めざめるパワー氷」を搭載したサンダーを「おんがえし」で超高確率2発で倒せる。
物理防御力 123 63 15
(F)
特殊攻撃力 123 63 15
(F)
・レベル52の「たべのこし」を装備したエアームドを「かみなり」で超高確率で2発で倒せる。
・レベル51のナッシーを「だいもんじ」で超高確率で2発で倒せる。
特殊防御力 170
(〃)
・レベル55のフーディンの「サイコキネシス」を4発耐える。
素早さ 86 63 15
(F)
・ランク-1でレベル51の5族(ツボツボ)と同速。
 「つきのひかり」を覚えたブラッキーなどレベル52やレベル51の取り巻きに加える場合のカビゴン。中レベルのカビゴンは2002年〜2004年代に流行ったが、サンダーの「かみなり」が定番になってから衰退した構成。耐久性能は落ちるが、「たべのこし」をスターミーなどの取り巻きに渡して「はっかのみ」で中期戦仕様で使われることもある。

低レベル自爆カビゴン (レベル:50)

技1技2技3技4持ち物
のしかかり
おんがえし
すてみタックル
じしん のろい
はらだいこ
だいもんじ
じばく たべのこし
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 266 63 15
(F)
・「たべのこし」の回復量が16。
物理攻撃力 161 63 15
(F)
・レベル55のカビゴンを「じばく」で92.31%の確率で1発で倒せる(※攻撃側のカビゴンのレベルが51以降であれば、確実に1発で倒せる)
・レベル55のカビゴンの身代わりを「おんがえし」1発で壊せる。
・ランク+4の「すてみタックル」でレベル50のブラッキーを「すてみタックル」で1発で倒せる。
物理防御力 116 63 15
(F)
・レベル55のカイリキーの「クロスチョップ」を1発耐える。
特殊攻撃力 116 63 15
(F)
・レベル50のハガネールを「だいもんじ」で2発で倒せる。
特殊防御力 161
(〃)
・レベル55のシャワーズの大雨時の「ハイドロポンプ」を高確率で2発耐える。
素早さ 81 63 15
(F)
・レベル50のランク-1の70族(パルシェン・エアームド)に先制できる。
 「じばく」で相打ち以上を狙うカビゴン。追加効果で麻痺の狙える「のしかかり」が定番だが、レベル55のカビゴンの「みがわり」を警戒するなら「おんがえし」や「すてみタックル」も候補となる。「じしん」は対ゴーストと鋼で、エアームドは「のろい」や「はらだいこ」で無理矢理、物理攻撃力をアップさせて「じばく」で相打ちにしてしまうか、「だいもんじ」や「かみなり」で焼き殺すのが基本の動きとなる。

低レベル寝言カビゴン (レベル:50)

技1技2技3技4持ち物
のしかかり ばくれつパンチ ねごと ねむる ひかりのこな
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 266 63 15
(F)
物理攻撃力 161 63 15
(F)
物理防御力 116 63 15
(F)
・レベル55のカイリキーの「クロスチョップ」を1発耐える。
・レベル55のカビゴンの「すてみタックル」を超高確率で2発耐える。
特殊攻撃力 116 63 15
(F)
特殊防御力 161
(〃)
・レベル55のスターミーの大雨時の「ハイドロポンプ」を超高確率で2発耐える。
素早さ 81 63 15
(F)
・レベル50のランク-1の70族(パルシェン・エアームド)に先制できる。
 「ねごと」で寝ている最中も攻撃可能な状況を作り、「ひかりのこな」によって高火力・低命中の「だいもんじ」や「かみなり」を避けながら戦うカビゴン。「ねむりごな」の眠りや「でんじは」の麻痺の受け皿となることでエースを状態異常から守るように立ち回りたい。また、技の追加効果で麻痺や混乱を引くことで自らもそれなりの突破性能を持っている。また、持ち物が「ひかりのこな」であることから「どろぼう」に対しても強い。

■ 主要な覚えられる技 〜取りうる選択肢を把握しよう!〜

(1)物理攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
じばくノーマル200100%5この技を使用したポケモンは瀕死状態になる。また、攻撃技を選択したターンのみ、このポケモンの攻撃対象となるポケモンの物理防御力を半分にして計算する。
はかいこうせんノーマル15090%5この技を相手本体に命中させると次のターンのコマンド選択をすることができなくなる。
すてみタックルノーマル120100%15相手に与えたダメージの1/4の反動ダメージを受ける。
おんがえしノーマル100%20なつき度が高いほど威力が高くなる(威力=なつき度×2÷5)。威力の幅は1〜102。
やつあたりノーマル100%20なつき度が低いほど威力が高くなる(威力=(255-なつき度)×2÷5)。威力の幅は1〜102。
じしん地面100100%10相手が穴を掘る状態のときにダメージが2倍になって命中する
ばくれつパンチ格闘10050%5100%の確率で相手を混乱状態にする。
のしかかりノーマル85100%1530%の確率で相手を麻痺状態にする。
シャドーボールゴースト80100%1520%の確率で相手の特殊防御力を1ランクダウン。
めざめるパワー100%15技を使用するポケモンの個体値の組み合わせによってタイプがノーマル以外、威力が31〜70のいずれかに変化する(詳細
ころがる3090%205ターンの間「ころがる」が外れない限り、この技で「たたかう」以外のコマンドが選択できなくなる。また、ダメージを2n(コマンド選択可能時からの「ころがる」の連続命中回数分累乗)倍にして攻撃する。5回命中させると再びコマンド選択が可能になるため、n=0に戻りリセットされる。丸くなる状態になっていると「ころがる」のダメージが更に2倍になり、最大で32倍のダメージとなる。
▼ 固定ダメージ ▼
じわれ地面30%565535の固定ダメージを与える。自分よりレベルの低いポケモンに攻撃する場合は(自分のレベル−相手のレベル)÷128だけ命中率をプラスする。ただし、自分よりレベルの高いポケモンには技が失敗する穴を掘る状態の相手にも命中する。
ちきゅうなげ格闘100%20自分のレベル分のダメージを与える。
カウンター格闘100%20この技を使用するポケモン本体が、この技の使用ターンに受けた物理攻撃技によって発生したダメージの2倍のダメージを与える(※なお、GB同士の通信対戦では「じわれ」と「つのドリル」はダメージが発生しなくてもダメージを受けた扱いとなり、一撃で相手を倒せる。また、PBSでは「ころがる」「あばれる」の1ターン目の攻撃技を受けたポケモンでなければ、2ターン目以降の攻撃を「カウンター」することができない)優先度 -1】

(2)特殊攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
ソーラービーム120100%101ターン間を置いて技を発動する。ただし、技が発動するか失敗するまではコマンド選択ができなくなる。なお、場の天候が快晴の場合は1ターン間を置かずに技を繰り出せる。また、場の天候が大雨の場合はダメージが半減する。
だいもんじ12085%510%の確率で相手を火傷状態にする。
かみなり電気12070%1030%の確率で相手を麻痺状態にする。また、相手が空を飛ぶ状態のときでも命中する。なお、場の天候が大雨のときは技の命中率が必中、快晴のときは技の命中率が50%に変化する。
ふぶき12070%510%の確率で相手を凍り状態にする。
でんじほう電気10050%5100%の確率で相手を麻痺状態にする。
かえんほうしゃ95100%1510%の確率で相手を火傷状態にする。
10まんボルト電気95100%1510%の確率で相手を麻痺状態にする。
なみのり95100%15-
れいとうビーム95100%1010%の確率で相手を凍り状態にする。
サイコキネシスエスパー90100%1010%の確率で相手の特殊防御力を1ランクダウン。
こごえるかぜ5595%15100%の確率で相手の素早さを1ランクダウン。

(3)変化技

技名属性命中率PP効果
▼ 自分が対象 ▼
ねむるエスパー-10体力と麻痺火傷状態を全回復し、目覚めるまでの消費ターンが3の眠り状態になる。
はらだいこノーマル-10自分の最大HPの1/2を消費する代わりに物理攻撃力ランクを12ランクアップする。ただし、最大HPの1/2+1以上の現在HPが残ってないときや物理攻撃力の変化が起こらないときは技は失敗する(※なお、GB同士の通信対戦では最大HPの1/2+1以上の現在HPがなくてもメッセージ上では失敗扱いだが、物理攻撃力が2ランクアップする)
まるくなるノーマル-40自分の物理防御力を1ランクアップし、丸くなる状態となる。
のろい???-10自分の素早さを1ランクダウン、物理攻撃力物理防御力をそれぞれ1ランクアップ。
みがわりノーマル-10自分の最大HPの1/4を消費して身代わりを作る。最大HPの1/4+1の現在HPがなければ技が失敗する。
ねごとノーマル-10眠り状態のとき、自分の覚えている技をランダムで繰り出す。
リフレクターエスパー-205ターンの間、自分の場にリフレクターを貼る。自分の場が既にリフレクター状態のときは失敗する。
▼ 相手が対象 ▼
どくどく85%10相手を状態にさせて猛毒状態にする。相手の健康状態(状態異常)に変化が起こらないとき、猛毒状態にさせられない。毒・鋼ポケモンには無効(※猛毒は状態変化)
メロメロノーマル100%15相手をメロメロ状態にする。相手のポケモンが異性でなければ、技が失敗する。
▼ 双方が対象 ▼
にほんばれ-55ターンの間、場の天候を快晴にする。
あまごい-55ターンの間、場の天候を大雨にする。
すなあらし-55ターンの間、場の天候を砂嵐にする。ただし、場の天候が既に砂嵐のときは技が失敗する。