ケンタロス

last up date : 2014/08/16(Sat)

■ 基礎データ(第一世代のポケモン:全国図鑑No.128)

ケンタロス ステータス 種族値 グラフ
HP 75
物理攻撃力 100
物理防御力 95
特殊攻撃力 40
タイプ 特殊防御力 70
ノーマル 素早さ 110
性別比(♀:♂) タマゴグループ 進化
♂のみ 陸上
(5120歩)
-

タイプ相性

ダメージ倍率対象となるタイプ
×4-
×2格闘
×1/2-
×1/4-
×0ゴースト

特徴解説

出場不可の「ニンテンドウカップ'99」以外の「ニンテンドウカップ」で猛威を奮ったあばれうしポケモン、ケンタロス。
「ニンテンドウカップ'98」のように同じレベルであれば、サンダースやスターミーにも苦戦するのは相変わらずであり、
素早さからレベルを基準に仕様の変更された一撃必殺技も伴って、レベル55の高速エースとして起用されることが多い。

ポケモン名 HP 物理攻撃力 物理防御力 特殊攻撃力 特殊防御力 素早さ 合計
ケンタロス 75 100 95 40 70 110※1 490
ミルタンク 95 80 105 40 70 100 490
ガルーラ 105 95 80 40 80 90 490
リングマ 90 130 75 75 75 55 500
ポリゴン2 85 80 90 105 95 60 515
カビゴン 160※2 110 65 65 110※2 30 540
(※1… ノーマルポケモンの中ではペルシアンがNo.1。 ※2… ノーマルポケモンの中ではHP、特殊耐久力ともにハピナスがNo.1。)

第二世代では特殊攻撃力の弱化、「のしかかり」の麻痺耐性の消滅、「はかいこうせん」の弱化などの影響を受けたものの、
登場時に物理攻撃力を2倍にする「はかいのいでんし」の登場により、暴れ始めたら止まらない怪物ぶりは未だ健在であり、
2000年の公式大会準優勝者の名台詞『ケンタロスはいつの時代も最強です』をまさに象徴とするような強さを持っている。

■ 構成サンプル

鈍い型 (レベル:55)

技1技2技3技4持ち物
おんがえし
やつあたり
じしん だいもんじ のろい きせきのみ
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 198 63 15
(F)
物理攻撃力 166 63 15
(F)
・レベル53の「めざめるパワー氷」を搭載したライコウを「じしん」で2発で倒せる。
・レベル55の「めざめるパワー氷」を搭載したサンダーを「やつあたり」で3発で倒せる。
・ランク+1で「めざめるパワー虫」を搭載したレベル55のガラガラを「やつあたり」で2発で倒せる。
・ランク+1でレベル55の「たべのこし」持ちカビゴンを「やつあたり」で3発で倒せる。

・レベル55の「たべのこし」持ちカビゴンを「やつあたり」で高確率で4発で倒せる。
物理防御力 160 63 15
(F)
・ランク+1でレベル55の「ふといホネ」を持ったガラガラの「じしん」を2発耐える。
・レベル55のカビゴンの「すてみタックル」を2発耐える。
・レベル55のカイリキーの「クロスチョップ」を1発耐える。
特殊攻撃力 100 63 15
(F)
・レベル50のエアームドを「だいもんじ」で高確率で2発で倒せる。
特殊防御力 133
(〃)
・レベル55のフーディンの「サイコキネシス」を高確率で2発耐える。
・レベル50のスイクンの「なみのり」を高確率で3発耐える。
素早さ 177 63 15
(F)
・レベル53の115族(スターミー・ライコウ)に先制できる。
・レベル51の120族(ダグトリオ・フーディン)に先制できる。
・ランク-1でレベル55の55族(カイリキー・ナッシー・ハピナス)に先制できる(※PBSのみ。その他は同速)。
・ランク-2でレベル54の30族(カビゴン・ハガネール)に先制できる。
 至ってノーマルなケンタロスのポテンシャルを知らずして「はかいのいでんし」や「つのドリル」のケンタロスを語る資格など無い。ケンタロスは見ての通り、カビゴンに対面で殴り勝つことはできない。ガルーラのように「のろい」と「ほえる」やら「メロメロ」やら「カウンター」で強引に殴り勝つこともできないが、ゲンガーと同速で自分よりレベルの低いゲンガー、ムウマ、エアームド、バンギラス、カイリキー、ナッシーなどに先手を取ることができる。特にレベル55で使われることがそれほどないゲンガーは格好の餌食であり、ゲンガーを起点にしたり、味方のポケモンによって相手を眠らせてから「のろい」を1〜2回積んで全抜きを狙うのが基本の動きとなる。特に素早いケンタロスの「のろい」は素早さを1ランク落としてもPBSならカイリキーやナッシーに先制されることは無く、ガラガラに至っては「のろい」1回から先攻の「やつあたり」2連打の流れで対面で殴り勝つことができるようになる

破壊の遺伝子型 (レベル:55)

技1技2技3技4持ち物
すてみタックル じしん だいもんじ はかいこうせん はかいのいでんし
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 198 63 15
(F)
物理攻撃力 166 63 15
(F)
▼ ※注:以下、物理攻撃力ランク+2(物理攻撃力2倍)で計算 ▼
・レベル50のカビゴンを「はかいこうせん」で超高確率で1発で倒せる。
・レベル55のカイリキーを「はかいこうせん」で超高確率で1発で倒せる。
・レベル55の「めざめるパワー氷」を搭載したサンダーを「はかいこうせん」で超高確率で1発で倒せる。

・レベル55の「めざめるパワー虫」を搭載したガラガラを「はかいこうせん」で89.74%の乱数で1発で倒せる。
物理防御力 160 63 15
(F)
・レベル55のカビゴンの「すてみタックル」を2発耐える。
・レベル55のカイリキーの「クロスチョップ」を1発耐える。
特殊攻撃力 100 63 15
(F)
・レベル50のエアームドを「だいもんじ」で高確率で2発で倒せる。
特殊防御力 133
(〃)
・レベル55のフーディンの「サイコキネシス」を高確率で2発耐える。
・レベル50のスイクンの「なみのり」を高確率で3発耐える。
素早さ 177 63 15
(F)
・レベル53の115族(スターミー・ライコウ)に先制できる。
・レベル51の120族(ダグトリオ・フーディン)に先制できる。
 動けば強い!「はかいのいでんし」を持たせた高速アタッカーのケンタロス。「はかいのいでんし」は通信対戦では通常の混乱とは異なり、引っ込めるまで永遠に解けることの無い特殊な混乱状態だが、「ポケモンスタジアム金銀」及びPBSでは通常の混乱と同様、最大4ターンまでの判定で解けることがある。これを利用し、ケンタロスが動けなかった場合のリスクを軽減するために味方のマルマインなどの「リフレクター」や「ひかりのかべ」からの「だいばくはつ」によるターンカットで繋いでから召還するという流れを組むことが多い。また、このケンタロスは「はかいのいでんし」の能力変化依存であるため、「ほえる」や「ふきとばし」に弱いものの、味方を自爆技で切り捨てて最後の1匹で使用することにより、「ほえる」や「ふきとばし」の効果自体を失敗させるという立回りも取れるため、自爆技と「リフレクター」や「ひかりのかべ」を併用できるポケモンとは非常に相性が良い。また、あらかじめ味方のパルシェンなどに「まきびし」を撒かせて相手の場の登場時に定数ダメージを入れられるようになると「すてみタックル」や「はかいこうせん」によって信頼できる確率で一撃圏内に入れられるポケモンの範囲を更に広げることができる。

角ドリル型 (レベル:55)

技1技2技3技4持ち物
すてみタックル じしん
アイアンテール
つのドリル みがわり たべのこし
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 198 63 15
(F)
物理攻撃力 166 63 15
(F)
・レベル55の「めざめるパワー岩」を搭載したプテラの身代わりを「すてみタックル」1発で壊せる。
・レベル55のプテラを「アイアンテール」で2発で倒せる。
・レベル53のスターミーを「すてみタックル」で超高確率で2発で倒せる。
物理防御力 160 63 15
(F)
・レベル55のカビゴンの「すてみタックル」を2発耐える。
・レベル55のカイリキーの「クロスチョップ」を1発耐える。
特殊攻撃力 100 63 15
(F)
・レベル50のエアームドを「だいもんじ」で高確率で2発で倒せる。
特殊防御力 133
(〃)
・レベル55のフーディンの「サイコキネシス」を高確率で2発耐える。
・レベル50のスイクンの「なみのり」を高確率で3発耐える。
素早さ 177 63 15
(F)
・レベル53の115族(スターミー・ライコウ)に先制できる。
・レベル51の120族(ダグトリオ・フーディン)に先制できる。
 「はかいのいでんし」を持たせたケンタロスに匹敵するほど相手プレイヤーを恐怖のどん底に陥れる「つのドリル」型のケンタロス。一撃必殺技を搭載したケンタロスといえば「じわれ」と「ねむる」&「ねごと」を搭載した構成が2000年頃から定番だったが、「ビクトリーカップ2009 - Revival -」にて一撃必殺技を搭載したケンタロスの技構成が見直され、「ほろびのうた」と「みちづれ」を搭載したゲンガーやムウマに対して「じわれ」が当たるまで試行するより「じしん」で手っ取り早く倒してしまい、それ以外に対しては「はかいのいでんし」と同様、マルマインの「リフレクター」や「ひかりのかべ」を残すことでケンタロスの身代わりを残すことで「つのドリル」の試行回数を増やすようなケンタロスが定番となった。なお、GB同士の通信対戦では「つのドリル」と「じわれ」が命中しなくても「カウンター」が成功し、一撃で倒されてしまうという仕様があり、「ねごと」はその対策も担っていたが、これは代わりに入った「みがわり」によって対策することができる。また、「すてみタックル」はレベル55のプテラの身代わりを破壊するのに有効な攻撃手段となる。

■ 主要な覚えられる技 〜取りうる選択肢を把握しよう!〜

(1)物理攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
はかいこうせんノーマル15090%5この技を相手本体に命中させると次のターンのコマンド選択をすることができなくなる。
すてみタックルノーマル120100%15相手に与えたダメージの1/4の反動ダメージを受ける。
おんがえしノーマル100%20なつき度が高いほど威力が高くなる(威力=なつき度×2÷5)。威力の幅は1〜102。
やつあたりノーマル100%20なつき度が低いほど威力が高くなる(威力=(255-なつき度)×2÷5)。威力の幅は1〜102。
じしん地面100100%10相手が穴を掘る状態のときにダメージが2倍になって命中する
アイアンテール10075%1530%の確率で相手の物理防御力が1ランクダウン。
のしかかりノーマル85100%1530%の確率で相手を麻痺状態にする。
▼ 固定ダメージ ▼
つのドリルノーマル30%565535の固定ダメージを与える。自分よりレベルの低いポケモンに攻撃する場合は(自分のレベル−相手のレベル)÷128だけ命中率をプラスする。ただし、自分よりレベルの高いポケモンには技が失敗する
じわれ地面30%565535の固定ダメージを与える。自分よりレベルの低いポケモンに攻撃する場合は(自分のレベル−相手のレベル)÷128だけ命中率をプラスする。ただし、自分よりレベルの高いポケモンには技が失敗する穴を掘る状態の相手にも命中する。

(2)特殊攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
だいもんじ12085%510%の確率で相手を火傷状態にする。
かみなり電気12070%1030%の確率で相手を麻痺状態にする。また、相手が空を飛ぶ状態のときでも命中する。なお、場の天候が大雨のときは技の命中率が必中、快晴のときは技の命中率が50%に変化する。
ふぶき12070%510%の確率で相手を凍り状態にする。
でんじほう電気10050%5100%の確率で相手を麻痺状態にする。
かえんほうしゃ95100%1510%の確率で相手を火傷状態にする。
10まんボルト電気95100%1510%の確率で相手を麻痺状態にする。
なみのり95100%15-
れいとうビーム95100%1010%の確率で相手を凍り状態にする。

(3)変化技

技名属性命中率PP効果
▼ 自分が対象 ▼
ねむるエスパー-10体力と麻痺火傷状態を全回復し、目覚めるまでの消費ターンが3の眠り状態になる。
のろい???-10自分の素早さを1ランクダウン、物理攻撃力物理防御力をそれぞれ1ランクアップ。
みがわりノーマル-10自分の最大HPの1/4を消費して身代わりを作る。最大HPの1/4+1の現在HPがなければ技が失敗する。