状態異常

last up date : 2015/10/26(Mon)

■ はじめに

ステータス画面の状態の項目に表示されるものを「状態異常」と呼ばれています。
これらは「さいみんじゅつ」や「でんじは」などの変化技や攻撃技の追加効果、特性の効果などで変化が起こります。
状態異常の種類は「ねむり」「どく」「こおり」「やけど」「まひ」の全5種類。
(※本来は「ひんし」も含むと6種類なのですが、通信対戦では回復できないのでここでは省きます。)

状態異常の予備知識
  • ポケモンを交代しても元には戻らない(回復手段は以下の通り)
    • 自分・味方の繰り出す「いやしのすず」

  • 既に状態異常にかかっているポケモンが別の状態異常にかかることはない。
  • (※ただし、「ねむる」を使用した場合は状態異常を回復後即時、眠り状態になる。)
  • 全体のターン終了時状態異常の効果が発生するかどうかのタイミングで「きせきのみ」の効果が発動する。

■ 状態一覧

眠り (ねむり)

    効果
    • 1〜6ターン(※ポケモンスタジアム金銀の場合は1〜3ターン、PBSの場合は1〜4ターン) の間、
      「ねごと」「いびき」以外の技が繰り出せなくなる。
      • 「ねむる」で眠り状態になった場合は眠るターン数が2ターン固定。
    • 眠り状態になった時に目覚めるまでのターン数(※目覚めるターン数を含みます)がランダムで決定される。
      目覚めるまでのターン数は技を繰り出す直前に1ターンずつ減っていき、0になると目覚める。
      • ポケモンを交代しても目覚めるまでのターン数は変わらない

    解説
      眠っている間、「いびき」と「ねごと」以外の反撃を不可能にする強力な状態異常として知られる。
      また、任天堂の定めた公式ルールでは2匹以上のポケモンを眠り状態にすることが前作より禁止されており、
      ポケモンスタジアム金銀やPokemon Battle Simulatorでは味方の手持ちポケモンが1匹でも眠り状態のとき、
      「キノコのほうし」や「ねむりごな」などの相手からの眠り状態にさせる変化技が必ず失敗するようになる

      今作からの眠りの仕様変更と「ねごと」「いびき」の台頭で前作より大幅に弱化した状態異常だが、
      味方のポケモンの起点作成や相手のコンボの展開を足止めするには十分な性能を誇る状態異常である。
      また、「ねむる」→「ねごと」の対策として「ゆめくい」の他に状態変化の「あくむ」も有効に働く。


毒 (どく)

    効果
    • 自分のターン終了時に最大HPの1/8のダメージを受ける。
    • 毒属性のポケモンは毒状態にならない。
      • 技の効果によって属性が変わると毒状態になる。
      • 鋼属性のポケモンは「ダブルニードル」の追加効果で毒状態になる。


    解説
      通常の攻撃技と組み合わせて、1ターンに与えるダメージを増幅させることを目的として使われることが多い。
      また、毒は体力回復技を持たせていないポケモンに仕込めば、8ターンの間、相手の攻撃を凌げれば倒せる。

火傷 (やけど)

    効果
    • 物理攻撃力が1/2倍されるようになる。
      • 「ポケモンスタジアム金銀」のみ、物理攻撃力能力変化ランクが±0以外のとき、この効果が打ち消される。
    • 毎ターン終了時に最大HPの1/8のダメージを受ける。
    • 炎属性のポケモンは「トライアタック」以外の追加効果で火傷状態にならない。
      • 技の効果によって属性が変わると火傷状態になる。


    解説
      状態の上位互換的となる状態異常故に、第二世代までは相手を100%火傷状態にする変化技は存在しない。

凍り (こおり)

    効果
    • 「かえんぐるま」「せいなるほのお」以外の技が繰り出せなくなる。
      • 「かえんぐるま」と「せいなるほのお」は凍り状態そのものを回復することができる。
      • (※これらの技は繰り出せるだけでなく、凍り状態そのものを解除することができる)
    • 全体のターン終了時に10%の確率で自然治癒する
    • 相手から追加効果によって火傷状態にする効果のある技を無効化する代わりに凍り状態が回復する。
      • 「トライアタック」は1/3の確率で技が無効化されて凍りが解け、2/3の確率で通常どおりダメージを受ける。
    • 氷属性のポケモンは「トライアタック」以外の追加効果で凍り状態にならない。
      • 技の効果によって属性が変わると凍り状態になる。

    解説
      凍っている間、「かえんぐるま」と「せいなるほのお」以外の反撃を封じる強力な状態異常として知られる。
      また、任天堂の定めた公式ルールでは2匹以上のポケモンを凍り状態にすることが前作より禁止されており、
      ポケモンスタジアム金銀やPokemon Battle Simulatorでは味方の手持ちポケモンが1匹でも凍り状態のとき、
      「ふぶき」「れいとうビーム」などの相手の繰り出した技の凍り状態にする追加効果の発動確率が0%になる
      (※ただし、PBSでは「トライアタック」の凍りの追加効果の確率が0%にならず、手持ちポケモンが2匹以上同時に凍り状態になることがある)

      眠りとは異なり、100%凍り状態にさせる変化技は登場していないのでこの状態を狙うのは難しそうだが、
      10%の確率であっても散りも積もれば山となるで、試行回数を稼げば、いつかは凍る確率は上がっていく。
      凍ったあとも同じ10%の確率で自然治癒するので、悠長な立ち回りは慎み、早々に突破の起点にしたい。

麻痺 (まひ)

    効果
    • 素早さが1/4倍されるようになる。
      • 「ポケモンスタジアム金銀」のみ、素早さ能力変化ランクが±0以外のとき、この効果が打ち消される。
    • 技を使用する直前で1/4の確率で体が痺れて技が繰り出せなくなる。

    解説
      能力変化で言う所の素早さランク-6にし、1/4の確率でそのターン行動不能にしてしまう超強力な状態変化。
      状態変化とは異なり、交代しても残るため、素早さの遅いポケモンのサポートとして使うのは勿論だが、
      痺れることを期待して、混乱メロメロにさせる変化技やひるみの追加効果のある技を組ませることで、
      相手の反撃を封じることに徹底したストップコンボで攻めるなどの使われ方をされることもある。