ガルーラ

last up date : 2014/09/20(Sat)

■ 基礎データ(第一世代のポケモン:全国図鑑No.115)

ガルーラ ステータス 種族値 グラフ
HP 105
物理攻撃力 95
物理防御力 80
特殊攻撃力 40
タイプ 特殊防御力 80
ノーマル 素早さ 90
性別比(♀:♂) タマゴグループ 進化
♀のみ
(-)
怪獣
(5120歩)
-

タイプ相性

ダメージ倍率対象となるタイプ
×4-
×2格闘
×1/2-
×1/4-
×0ゴースト

特徴解説

「ニンテンドウカップ'97」「ニンテンドウカップ2000」の公式大会のチャンピオンが殿堂入りさせたポケモン、ガルーラ。
また、ポケモン第二世代の過去最大規模の非公式大会「ビクトリーカップ2004」でも殿堂入りを果たしたポケモンでもある。
今作では特殊の分散により特殊防御力物理防御力と同等になり、前作で大活躍したケンタロスと合計種族値が同等になった。

ポケモン名 HP 物理攻撃力 物理防御力 特殊攻撃力 特殊防御力 素早さ 合計
ガルーラ 105 95 80 40 80 90 490
ケンタロス 75 100 95 40 70 110※1 490
ミルタンク 95 80 105 40 70 100 490
リングマ 90 130 75 75 75 55 500
ポリゴン2 85 80 90 105 95 60 515
カビゴン 160※2 110 65 65 110※2 30 540
(※1… ノーマルポケモンの中ではペルシアンがNo.1。 ※2… ノーマルポケモンの中ではHP、特殊耐久力ともにハピナスがNo.1。)

ガルーラのライバルとなるノーマルポケモンと比較すると突出して優れてこそないが、特殊攻撃力以外の能力が満遍なく高く、
カビゴンやケンタロスでは採用できない「みがわり」→「きしかいせい」、「のろい」→「ほえる」などを駆使して戦いたい。
なお、「のろい」→「ほえる」はリングマでも使用可能であり、「すてみタックル」でも「おんがえし」の火力に及ばないが、
「のろい」→「ほえる」のコンボを組む上で場に居座る場面が多く、リングマよりも高い耐久力や素早さが活きることが多い。
更にノーマルポケモンの弱点も少なさも活き、「のろい」→「ほえる」のコンボと言えば、彼女の名前が筆頭に挙がりやすい。
また、性別が♀しか存在せず、ミルタンクよりも火力があるので「のろい」と「メロメロ」を併用するだけでも十分戦える。

■ 構成サンプル

恩返し型 (レベル:55)

技1技2技3技4持ち物
おんがえし のろい
きしかいせい
ほえる
メロメロ
ねむる
みがわり
はっかのみ
おうじゃのしるし
ひかりのこな
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 231 63 15
(F)
・「きしかいせい」の威力が 200 となる現在HP:1〜4
・「きしかいせい」の威力が 150 となる現在HP:5〜19
・「きしかいせい」の威力が 100 となる現在HP:20〜43
・「きしかいせい」の威力が 80 となる現在HP:44〜77
・「きしかいせい」の威力が 40 となる現在HP:78〜154
・「きしかいせい」の威力が 20 となる現在HP:155〜231
・「みがわり」のHP:57
物理攻撃力 160 63 15
(F)
・威力200の「きしかいせい」でレベル50のカビゴンを1発で倒せる。
・レベル55の「めざめるパワー氷」を搭載したサンダーを「おんがえし」で超高確率で3発で倒せる。
物理防御力 144 63 15
(F)
・レベル50のパルシェン&ナッシーの「だいばくはつ」を1発耐える。
・レベル55のヘラクロスの「メガホーン」を超高乱数で2発耐える。
・レベル55のバンギラスの「いわなだれ」を超高乱数で3発耐える。
特殊攻撃力 100 63 15
(F)
・レベル50のエアームドを「だいもんじ」で高乱数で2発で倒せる。
特殊防御力 144
(〃)
・レベル55のサンダーの「かみなり」を超高確率で2発耐える。
・レベル50のサンダーの「10まんボルト」を超高確率で3発耐える。
素早さ 155 63 15
(F)
・レベル53の95族(オコリザル・ルージュラ・ヘルガー)に先制できる。
・レベル51の100族(リザードン・サンダー・ミルタンク)に先制できる。 ・ランク-1でレベル50の50族(イノムー・ドンファン)とレベル53の45族(ガラガラ・サイドン)に先制できる。
 タイプ一致の攻撃技に威力102の「おんがえし」or「やつあたり」を搭載したガルーラ。「みがわり」→「きしかいせい」コンボも「のろい」→「ほえる」コンボのいずれもゴーストポケモンには無抵抗だが、味方の悪ポケモンの「おいうち」によって仕留めておきたい。なお、「ほえる」を搭載している場合は「くろいまなざし」→「ほろびのうた」を仕掛けるゴーストポケモンに対して突っ張れるようになり、ガルーラとゴーストポケモンが対峙した状況での「おいうち」を覚えたポケモンの受け出しに合わせた相手の行動に大きなリスクを与えることができる。また、岩や鋼ポケモンに対しては1回の「のろい」でエアームドに先制されるため、次のターンに「ほえる」と「ふきとばし」を打ち合うと相手のエアームドの先攻で繰り出した「ふきとばし」は失敗し、こちらの「ほえる」のみが決まり、一方的に「のろい」を積むことができる。なお、「ねむる」で眠っている場合においても技の優先度は反映されるので失念しないようにしておきたい。ただし、ハガネールや低レベルのサイドンに対しては「のろい」を1回積んでも後攻にならないので相手の「ほえる」で吹き飛ばされてしまう。素早さの努力レベルを調整して、それらに対して後攻になるようにすることもできるが、その代わりに「のろい」を1回積んだ状態でカビゴンに先制できなくなってしまう。

捨て身タックル型 (レベル:55)

技1技2技3技4持ち物
すてみタックル じしん
だいもんじ
のろい ほえる
メロメロ
ねむる
たべのこし
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 231 63 15
(F)
物理攻撃力 160 63 15
(F)
・レベル51の「たべのこし」を装備したライコウを「じしん」で超高確率で2発で倒せる。
・レベル52のスターミーを「すてみタックル」で超高乱数で2発で倒せる。
・レベル55のカビゴンを「すてみタックル」で超高確率で3発で倒せる。
物理防御力 144 63 15
(F)
・レベル50のパルシェン&ナッシーの「だいばくはつ」を1発耐える。
・レベル51の「ふといホネ」を装備したガラガラの「じしん」を超高乱数で2発耐える。
特殊攻撃力 100 63 15
(F)
・レベル50のエアームドを「だいもんじ」で高乱数で2発で倒せる。
特殊防御力 144
(〃)
・レベル55のライコウの「10まんボルト」を超高確率で3発耐える。
・レベル52のスターミーの「ハイドロポンプ」を超高確率で3発、「なみのり」を超高確率で4発耐える。
・レベル53のスイクンの「なみのり」を超高確率で4発耐える。
素早さ 155 63 15
(F)
・レベル53の95族(オコリザル・ルージュラ・ヘルガー)に先制できる。
・レベル51の100族(リザードン・サンダー・ミルタンク)に先制できる。 ・ランク-1でレベル50の50族(イノムー・ドンファン)とレベル53の45族(ガラガラ・サイドン)に先制できる。
 新ポケモンのリングマやミルタンクでは覚えられない威力120の「すてみタックル」をタイプ一致の攻撃技に迎えたガルーラ。HPの高さには自信があるとはいえ、ハピナスやカビゴンほど耐久力に自信が無く、反動ダメージが重たくなりがちなので「たべのこし」を搭載している。なお、「メガトンキック」も同じ威力で反動は無いが、命中率が75%と低く、同じ命中率の「ねむりごな」や「しびれごな」ほどのリターンもないため、安定しない。反動ダメージを考慮すると「たべのこし」の耐久調整が崩れるのであくまで「のろい」を積む余裕と「のろい」の積む回数を少なくし、「すてみタックル」での素早く展開するのが狙いとなる。カビゴンやハピナスのように「ねごと」を持たせずに「ねむる」で眠っていられるほど耐久力はないので「ねむる」を持たせず、代わりに「じしん」を搭載することで「くろいきり」を覚えたオムスターや「ほえる」を覚えたハガネールにも有利に立ち回れるが、「ねむる」を持たせないと「どくどく」を覚えたエアームドなどに苦戦するようになる。

■ 主要な覚えられる技 〜取りうる選択肢を把握しよう!〜

(1)物理攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
きしかいせい格闘100%15最大HPに対する現在HPの割合(現在HP÷最大HP)で威力が以下のように変動する。
・威力200 … 0% 〜 4.1% (0〜1/48)
・威力150 … 4.2% 〜 10.4% (2/48〜4/48)
・威力100 … 10.5% 〜 20.8% (5/48〜9/48)
・威力80 … 20.9% 〜 35.4% (10/48〜16/48)
・威力40 … 35.5% 〜 68.7% (17/48〜32/48)
・威力20 … 68.8% 〜 100% (33/48〜48/48)
また、特例としてダメージ計算におけるダメージのランダム化が発生しない。
はかいこうせんノーマル15090%5この技を相手本体に命中させると次のターンのコマンド選択をすることができなくなる。
すてみタックルノーマル120100%15相手に与えたダメージの1/4の反動ダメージを受ける。
おんがえしノーマル100%20なつき度が高いほど威力が高くなる(威力=なつき度×2÷5)。威力の幅は1〜102。
やつあたりノーマル100%20なつき度が低いほど威力が高くなる(威力=(255-なつき度)×2÷5)。威力の幅は1〜102。
じしん地面100100%10相手が穴を掘る状態のときにダメージが2倍になって命中する
アイアンテール10075%1530%の確率で相手の物理防御力が1ランクダウン。
ばくれつパンチ格闘10050%5100%の確率で相手を混乱状態にする。
のしかかりノーマル85100%1530%の確率で相手を麻痺状態にする。
いわなだれ7590%1030%の確率で相手をひるみ状態にする。
▼ 固定ダメージ ▼
じわれ地面30%565535の固定ダメージを与える。自分よりレベルの低いポケモンに攻撃する場合は(自分のレベル−相手のレベル)÷128だけ命中率をプラスする。ただし、自分よりレベルの高いポケモンには技が失敗する穴を掘る状態の相手にも命中する。
ちきゅうなげ格闘100%20自分のレベル分のダメージを与える。
カウンター格闘100%20この技を使用するポケモン本体が、この技の使用ターンに受けた物理攻撃技によって発生したダメージの2倍のダメージを与える(※なお、GB同士の通信対戦では「じわれ」と「つのドリル」はダメージが発生しなくてもダメージを受けた扱いとなり、一撃で相手を倒せる。また、PBSでは「ころがる」「あばれる」の1ターン目の攻撃技を受けたポケモンでなければ、2ターン目以降の攻撃を「カウンター」することができない)優先度 -1】

(2)特殊攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
だいもんじ12085%510%の確率で相手を火傷状態にする。
かみなり電気12070%1030%の確率で相手を麻痺状態にする。また、相手が空を飛ぶ状態のときでも命中する。なお、場の天候が大雨のときは技の命中率が必中、快晴のときは技の命中率が50%に変化する。
ふぶき12070%510%の確率で相手を凍り状態にする。
でんじほう電気10050%5100%の確率で相手を麻痺状態にする。
かえんほうしゃ95100%1510%の確率で相手を火傷状態にする。
10まんボルト電気95100%1510%の確率で相手を麻痺状態にする。
なみのり95100%15-
れいとうビーム95100%1010%の確率で相手を凍り状態にする。
こごえるかぜ5595%15100%の確率で相手の素早さを1ランクダウン。

(3)変化技

技名属性命中率PP効果
▼ 自分が対象 ▼
ねむるエスパー-10体力と麻痺火傷状態を全回復し、目覚めるまでの消費ターンが3の眠り状態になる。
のろい???-10自分の素早さを1ランクダウン、物理攻撃力物理防御力をそれぞれ1ランクアップ。
みがわりノーマル-10自分の最大HPの1/4を消費して身代わりを作る。最大HPの1/4+1の現在HPがなければ技が失敗する。
▼ 相手が対象 ▼
しっぽをふるノーマル100%30相手の物理防御力を1ランクダウン。
にらみつけるノーマル100%30相手の物理防御力を1ランクダウン。
どくどく85%10相手を状態にさせて猛毒状態にする。相手の健康状態(状態異常)に変化が起こらないとき、猛毒状態にさせられない。毒・鋼ポケモンには無効(※猛毒は状態変化)
いばるノーマル90%15相手の物理攻撃力を2ランクアップさせて混乱状態にする。相手の物理攻撃力ランクの変化が起こらないとき、混乱状態にさせられない。
メロメロノーマル100%15相手をメロメロ状態にする。相手のポケモンが異性でなければ、技が失敗する。
ほえるノーマル100%20相手のポケモンを強制的に入れ替える。繰り出されるポケモンはランダム。ただし、後攻で繰り出せないときや相手側に控えのポケモンがいないときは技が失敗する。 【優先度 -1】
▼ 双方が対象 ▼
にほんばれ-55ターンの間、場の天候を快晴にする。
あまごい-55ターンの間、場の天候を大雨にする。
すなあらし-55ターンの間、場の天候を砂嵐にする。ただし、場の天候が既に砂嵐のときは技が失敗する。