ミルタンク

　「キャッスルカップ2002」向けのミルタンク。「ミルクのみ」ではカビゴンの「すてみタックル」やリングマの「おんがえし」のPPを下回るため、受け切れない。ミルタンク対ミルタンクでなかなか決着が付かないことを利用して相手の高レベルミルタンクのクッションになることがある。「キャッスルカップ2002」では「ねごと」が使用禁止の対戦ルールなので「いやしのすず」が活躍する場面も多いだろう。

　どのレベルでも使われる「かげぶんしん」→「まるくなる」→「ころがる」型。レベル55のファイヤーに先制して「かげぶんしん」で「だいもんじ」を回避し、PPを枯渇させることで返り討ちにできるチャンスが広がり、レベル50のパルシェン（ナッシー）の「だいばくはつ」を確実に耐えるレベル52で紹介している。「ひかりのこな」と「かげぶんしん」は併用すると前作（※「ポケモンスタジアム2」除く） とほぼ同等の回避率・命中率ランク以外のステータスランク補正と同等の回避率ランクになり、長期戦の末に相手のPPを枯らせるのは勿論、ポケモンの入れ替えでPPを節約してこようものなら当たる度がダメージが倍になる「ころがる」が襲いかかる。能力変化に依存するので「ほえる」や「ふきとばし」に弱いため、時として味方のポケモンをミルタンク1匹のみにしてそれらの技を失敗させる選択肢も失念してはならない。
　なお、「まるくなる」の枠を「のろい」に変更した方がダメージは多少大きくなるものの、「まるくなる」の場合は急所のダメージを引いた時に差が生じる。何度も試行回数を重ねる、あるいは相手のPPを完全に枯渇させることで勝ち筋を生むが、「のろい」と「たべのこし」を持たせたハガネールや、圧倒的な物理攻撃力で押しにくる「ふといホネ」を装備したガラガラ、回避率を無視する「ほろびのうた」や「みちづれ」の使えるゲンガーやムウマには弱い傾向がある。

　「キャッスルカップ2002」向けのミルタンク。「ニンテンドウカップ2000」では「じしん」と「なみのり」を除いてポリゴン２でも同じような技構成が組める。「かみなり」は「おんがえし」でも超高確率で3発耐えられてしまうレベル50のヤドランを3発以内で倒す手段となるほか、「のろい」を積み合うミルタンク同士において麻痺の追加効果を狙って一方的に殴り勝つために必要となる技である。