フシギバナ

last up date : 2014/08/17(Sun)

■ 基礎データ(第一世代のポケモン:全国図鑑No.003)

フシギバナ ステータス 種族値 グラフ
HP 80
物理攻撃力 82
物理防御力 83
特殊攻撃力 100
タイプ 特殊防御力 100
草・毒 素早さ 80
性別比(♀:♂) タマゴグループ 進化
1:7
(0〜3:4〜F)
怪獣植物
(5120歩)
1進化前: フシギソウ (Lv.32)
2進化前: フシギダネ (Lv.16)

タイプ相性

ダメージ倍率対象となるタイプ
×4-
×2飛行・炎・エスパー・氷
×1/2格闘・水・電気
×1/4
×0-

特徴解説

「ポケットモンスター 緑」のパッケージを飾り、ポケモン全国図鑑No.001のフシギダネの最終進化形でもあるフシギバナ。
前作と比べて特殊種族値の分散の影響は受けず、タイプ相性の見直しによって4倍弱点から虫が外れるようになったものの、
覚えられる攻撃技の「せいちょう」の弱化、「ねむりごな」の弱化、「はっぱカッター」の仕様変更による弱化を受けた。
しかし、カビゴンやガラガラの流行でカイリキーやパルシェンが台頭するに連れて相対的な強さを発揮することとなった。

2012年以降フシギバナの人気が爆発的に上昇する以前は、前作のライバルのグリーンも愛用するナッシーが人気だったが、
2011年後半から徐々に定番化した「めざめるパワー虫」を搭載したガラガラの影響によりフシギバナに人気がシフトした。
ナッシーとは異なり、カイリキーやパルシェンに対して先制を取って「ねむりごな」を当てられるのが最大の強みである。
また、ハガネールやブラッキー、苦手なものの先制の取れるエアームドによる「どくどく」を無効化することもできる。
ただし、ナッシーに比べて攻撃技の火力は著しく低く、効果抜群でもガラガラやスイクン、バンギラスに負けることがあり、
「やどりぎのタネ」を植え付けても高レベルの「ねごと」の持たないカビゴンなどを突破することも厳しいので注意したい。

■ 構成サンプル

低レベル型 (レベル:50)

技1技2技3技4持ち物
はっぱカッター やどりぎのタネ ねむりごな
リフレクター
こうごうせい まひなおしのみ
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 186 63 15
(F)
物理攻撃力 88 0 1
(1)
・♀のサンダースによる「メロメロ」対策として性別を♀にする。
(※ただし、サンダースの身代わりを「はっぱカッター」1発で破壊できないため、「めざめるパワー」搭載の可能性を残す♂で起用しても良い。)
物理防御力 134 63 15
(F)
・レベル55のバンギラスの「いわなだれ」を2発耐える。
・レベル52のカイリキーの「クロスチョップ」を超高確率で4発耐える。
特殊攻撃力 151 63 15
(F)
・レベル50のガラガラを「ギガドレイン」で超高確率で2発で倒せる。
特殊防御力 151
(〃)
・レベル55のサンダーの「めざめるパワー氷」を2発耐える。
素早さ 131 63 15
(F)
・レベル54の70族(パルシェン・エアームド)に先制できる。
・レベル52の75族(ドーブル)と同速。
 相手の「だいばくはつ」を搭載したパルシェンに「はっぱカッター」と「ねむりごな」or「リフレクター」で睨みを利かせながら戦うフシギバナ。カイリキーは最大PP8の「クロスチョップ」のPPを切らせるような動きをしていきたい。「こうごうせい」のPPに不安が残る場合は「ふしぎなきのみ」を持たせても良い(※ただし、「ポケモンスタジアム金銀」では「ポイントアップ」でPPを増やした技に対して「ふしぎなきのみ」が発動しないので注意)。また、試合中の最大HPでバレるほか、高レベルカイリキーの「だいもんじ」で2発で倒れ易くなるので小ネタ程度だが、「めざめるパワー草」と「きせきのタネ」を装備するとレベル55のガラガラを2発で倒せるようになる。その他にもレベル55のサンダーの身代わりを1発で破壊できる「めざめるパワー氷」を搭載し、「ひかりのかべ」と「やどりぎのタネ」と「こうごうせい」によってサンダーの起点となるのを防ぐフシギバナなども稀に見かけるが草属性の攻撃技を切った瞬間にパルシェンに睨みが利かせづらくなるので気をつけたい。

高レベル能力変化型 (レベル:55)

技1技2技3技4持ち物
はっぱカッター
のしかかり
すてみタックル
めざめるパワー氷
やどりぎのタネ
ほえる
せいちょう
つるぎのまい
のろい
ねむりごな
みがわり
こうごうせい
たべのこし
ステータス 実数値 努力レベル 個体値 調整先
HP 204 63 15
(F)
物理攻撃力 146 63 15
(F)
・ランク+1でレベル55の「たべのこし」を持ったカビゴンを「すてみタックル」で超高確率で4発で倒す。
・ランク+2でレベル50のカビゴンを「すてみタックル」で64.69%の乱数で2発で倒せる。
・ランク+2でレベル55の「たべのこし」を持ったカビゴンを「すてみタックル」で3発で倒す。
物理防御力 145 63 13
(D)
・レベル55のカビゴンの「すてみタックル」を超高確率で2発耐える。
・ランク+1でレベル55のカビゴンの「すてみタックル」を3発耐える。
・レベル52のエアームドの「ドリルくちばし」を2発耐える。
・レベル55のカイリキーの「クロスチョップ」を5発耐える。
特殊攻撃力 166 63 15
(F)
・レベル54の「めざめるパワー飛行」を搭載したガラガラ(最大HP170)を「はっぱカッター」で超高確率で2発で倒せる。
・レベル50のスイクンを「はっぱカッター」で3発で倒せる。
・ランク+1でレベル52のサンダーを「めざめるパワー氷」で超高確率で2発で倒せる。
特殊防御力 166
(〃)
・レベル50のスイクンの「れいとうビーム」を3発耐える。
素早さ 144 63 15
(F)
・レベル53の85族(ムウマ・ヘラクロス・スイクン)と同速。
・レベル51の90族(バリヤード・ファイヤー)と同速。
・ランク-1でレベル55の35族(ヌオー)に先制できる。
 稀に見るフシギバナファンによる高レベル型。「せいちょう」、「つるぎのまい」、「のろい」&「ほえる」のいずれかで戦う。ゴーストと鋼ポケモンに困り易いのが欠点であるため、なかなか完成度の高い代表的なパーティは存在しないものの、レベル50のフシギバナとは全然違った動きを見せるので同じように対策することができない。

■ 主要な覚えられる技 〜取りうる選択肢を把握しよう!〜

(1)物理攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
すてみタックルノーマル120100%15相手に与えたダメージの1/4の反動ダメージを受ける。
おんがえしノーマル100%20なつき度が高いほど威力が高くなる(威力=なつき度×2÷5)。威力の幅は1〜102。
やつあたりノーマル100%20なつき度が低いほど威力が高くなる(威力=(255-なつき度)×2÷5)。威力の幅は1〜102。
のしかかりノーマル85100%1530%の確率で相手を麻痺状態にする。
めざめるパワー100%15技を使用するポケモンの個体値の組み合わせによってタイプがノーマル以外、威力が31〜70のいずれかに変化する(詳細

(2)特殊攻撃技

技名属性威力命中率PP効果
ソーラービーム120100%101ターン間を置いて技を発動する。ただし、技が発動するか失敗するまではコマンド選択ができなくなる。なお、場の天候が快晴の場合は1ターン間を置かずに技を繰り出せる。また、場の天候が大雨の場合はダメージが半減する。
ギガドレイン60100%5相手に与えたダメージの1/2のHPを回復する。ただし、身代わり状態のポケモンには効かない。
はっぱカッター5595%25この技を使用するときのみ、急所ランクを+1する。

(3)変化技

技名属性命中率PP効果
▼ 自分が対象 ▼
ねむるエスパー-10体力と麻痺火傷状態を全回復し、目覚めるまでの消費ターンが3の眠り状態になる。
こうごうせい-5最大HPの1/2の体力を回復する。場の天候によって回復量が変化し、快晴のときは2倍、大雨砂嵐のときは1/2倍になる。
つるぎのまいノーマル-30自分の物理攻撃力を2ランクアップ。
せいちょうノーマル-40自分の特殊攻撃力を1ランクアップ。
のろい???-10自分の素早さを1ランクダウン、物理攻撃力物理防御力をそれぞれ1ランクアップ。
みがわりノーマル-10自分の最大HPの1/4を消費して身代わりを作る。最大HPの1/4+1の現在HPがなければ技が失敗する。
リフレクターエスパー-205ターンの間、自分の場にリフレクターを貼る。自分の場が既にリフレクター状態のときは失敗する。
ひかりのかべエスパー-305ターンの間、自分の場に光の壁を貼る。自分の場が既に光の壁状態のときは失敗する。
しんぴのまもりノーマル-255ターンの間、自分と味方のポケモンが状態異常にならない(詳細
▼ 相手が対象 ▼
なきごえノーマル100%40相手の物理攻撃力を1ランクダウン。
ねむりごな75%15相手を眠り状態にする。
メロメロノーマル100%15相手をメロメロ状態にする。相手のポケモンが異性でなければ、技が失敗する。
やどりぎのタネ90%10相手を宿木の種状態にする。草ポケモンには効かない。
ほえるノーマル100%20相手のポケモンを強制的に入れ替える。繰り出されるポケモンはランダム。ただし、後攻で繰り出せないときや相手側に控えのポケモンがいないときは技が失敗する。 【優先度 -1】
▼ 双方が対象 ▼
にほんばれ-55ターンの間、場の天候を快晴にする。