ステータス画面の状態の項目に表示されるものを
状態異常と呼ばれています。
これらは「さいみんじゅつ」や「でんじは」などの変化技や攻撃技の追加効果型の2通りで変化が起こります。
状態異常の種類は「ねむり」「どく」「こおり」「やけど」「まひ」の全5種類。
(※本来は「ひんし」も含むと6種類)
【
状態異常の予備知識 】
- ポケモンを交代しても元には戻らない。
- 既に状態異常にかかっているポケモンが別の状態異常にかかることはない。
(※ただし、「ねむる」を使用した場合は状態異常が上書きされ眠り状態になる。)
- 「いやしのすず」によって回復できる。
- 「しんぴのまもり」の効果が働いてる場合は状態異常にならない。
- 一部の木の実を使って回復できる(参照)
[効果]
- 1〜6ターンの間、「ねごと」「いびき」以外の技が繰り出せなくなる。
(※「ポケモンスタジアム金銀」の場合は1〜3ターンの間。)
- 回復技の「ねむる」で眠り状態になった場合は眠るターン数が2ターン固定。
- 眠り状態になった時に目覚めるまでのターン数(※目覚めるターン数を含みます)が決定される。
目覚めるまでのターン数は技を使用する直前に1ターンずつ減っていき、0になると目覚める。
(※ポケモンを交代しても目覚めるまでのターン数は変わりません。)
(※「はっかのみ」及び「きせきのみ」のみは例外で全体のターン終了時に眠り状態を回復することがある。)
- 「ゆめくい」と「あくむ」が命中するようになる。
[解説]
眠っている間、反撃不能にする強力な状態異常。その強さゆえに公式ルールでは2匹以上眠らせられない。
更に金銀以降、起きたターンにすぐ行動ができたり、「ねごと」の登場で前作より催眠系の技が弱体化している。
麻痺の痺れと同様で相手の反撃を封じることが目的なので、ストップコンボと組ませるのも強いだろう。
また、眠っている間に「はらだいこ」や「ほろびのうた」などのコンボを完成させるのも良いだろう。
[効果]
- 自分のターン終了時に最大HPの1/8ずつHPが削られる。
- 毒属性のポケモンは毒状態にならない。
(※毒属性の技を無効化する鋼属性のポケモンは虫属性の技の「ダブルニードル」の追加効果でのみ毒状態になります。)
[解説]
通常の攻撃と組み合わせて、1ターンに与えるダメージを増幅させる目的で使われる。
また、毒は体力回復技を持たせていないポケモンに仕込めば、8ターン受ければ倒せる。
毒の判定は自分のターン終了後のため、後出ししたターンの後もダメージを受けるので、
相手が後出ししてくるのを読んで「ほえる」「ふきとばし」を当てるとなかなか強いです。
これに「まきびし」を組ませたり、「すなあらし」を組ませたりすると更に強力です。
[効果]
- 「どくどく」の効果で毒状態になると猛毒状態となる。
- 通常の毒とは異なり、ターン数を重ねるごとに最大HPの1/16、2/16、3/16…とHPが削られる(最高15/16)。
- ポケモン交代をすると通常の毒状態になる。
- 猛毒状態のポケモンが毒状態のポケモンに「バトンタッチ」すると増加ダメージの割合とともに猛毒状態を引き継ぐ。
正確には状態変化であるが、毒の消滅とともに効果が消え、既に毒状態のポケモンを猛毒状態にできない点で他と異なる。
[解説]
通常の毒よりもHPの減少が早く、回復や交代全くしないと6ターンでHP満タンのポケモンが倒れてしまう。
先制での「みがわり」や「まもる」「みきり」を使って守りながら毒で一方的にダメージを与えることで、
相手のポケモンチェンジを促したり、「ねむる」による体力&毒(猛毒)状態の回復を急かすことができる。
[効果]
- 「かえんぐるま」「せいなるほのお」以外の技が繰り出せなくなる。
- 「かえんぐるま」「せいなるほのお」で凍り(こおり)状態を解ける。
- ターン終了時に9.7%の確率で凍り(こおり)状態が解ける。
- 炎属性の攻撃技を受けたときに凍り(こおり)状態が解ける。
- 「トライアタック」のダメージを受けた時に1/3の確率で凍り(こおり)状態が解ける。
- 氷属性のポケモンは「トライアタック」の追加効果以外で凍り状態にならない。
[解説]
凍っている間、反撃不能にする強力な状態異常。しかし、公式ルールでは2匹以上凍らせられない。
前作までは凍った時点でほぼ瀕死確定だったが、金銀以降は10%の確率で自然に解けることがある。
眠りと違って、直接相手を凍り(こおり)状態にさせる技は無いので、それを狙うのは難しい。
[効果]
- 自分のターン終了時に最大HPの1/8ずつHPが削られる。
- 物理攻撃力が1/2になる。
- 炎属性のポケモンは「トライアタック」の追加効果以外で火傷状態にならない。
[解説]
火傷の性能は毒の性能に加えて、物理攻撃力を半分にできるとあってなかなか強い。
しかし、その反面、簡単に相手を火傷にさせることのできる技がほとんどないのが欠点。
相手の交代ターンを読んで、「ほえる」「ふきとばし」を当てるとなかなか強いです。
これに「まきびし」を組ませたり、「すなあらし」を組ませたりすると更に強力です。
[効果]
- 25%の確率で痺れて技が出せなくなる。
- 素早さが1/4になる。
[解説]
素早さの遅いポケモンのサポートに有効。直接麻痺を狙える技としてポピュラーなのは「でんじは」。
ただし、命中率も100%で頼れる「でんじは」でも、電気攻撃とみなされているので地面属性には無効。
その為、地面属性に対して強いポケモン(ヤドラン・ポリゴン2etc.)だと「でんじは」が使いやすい。
また、25%の確率で痺れるのを利用して、混乱技やメロメロ、ひるみの追加効果のある技を組ませて、
相手の反撃を封じることに徹底したストップコンボで攻めてみるのも、運次第ですがなかなか強い。
ちなみに麻痺の追加効果のある技は3割で発生する「のしかかり」や「かみなり」あたりがオススメ。
「いやなおと」や「かげぶんしん」などの能力値が上や下に変化する技の俗称です。
対戦中のメッセージの『ぐ〜んと』や『がくっと』は2ランク変化したことを意味します。
Rank |
攻撃力・防御力・素早さ |
命中率 |
回避率 |
+6 |
×4 (8/2) |
×3 (9/3) |
×0.33 (3/9) |
+5 |
×3.5 (7/2) |
×2.66 (8/3) |
×0.36 (3/8) |
+4 |
×3 (6/2) |
×2.33 (7/3) |
×0.43 (3/7) |
+3 |
×2.5 (5/2) |
×2 (6/3) |
×0.5 (3/6) |
+2 |
×2 (4/2) |
×1.66 (5/3) |
×0.6 (3/5) |
+1 |
×1.5 (3/2) |
×1.33 (4/3) |
×0.75 (3/4) |
0 |
×1 (2/2) |
×1 (3/3) |
×1 (3/3) |
-1 |
×0.66 (2/3) |
×0.75 (3/4) |
×1.33 (4/3) |
-2 |
×0.5 (2/4) |
×0.6 (3/5) |
×1.66 (5/3) |
-3 |
×0.4 (2/5) |
×0.5 (3/6) |
×2 (6/3) |
-4 |
×0.33 (2/6) |
×0.42 (3/7) |
×2.33 (7/3) |
-5 |
×0.28 (2/7) |
×0.37 (3/8) |
×2.66 (8/3) |
-6 |
×0.25 (2/8) |
×0.33 (3/9) |
×3 (9/3) |
(※「ジムリーダーの城」のPOKeMON Battle Simulatorでは括弧の数字で計算される。ちなみに小数点以下切り捨て。)
[解説]
自分の物理攻撃力・特殊攻撃力をアップさせる技は攻撃力アップ型の決定力として使える。
相手の物理防御力・特殊防御力をダウンさせる技は防御力ダウン型の決定力として使える。
自分の防御力をアップさせる技に関しては以上の決定力アップの技に対して有効な対策となる。
ちなみに素早さをアップさせる技に関しては麻痺でもことが足りてしまうこともある。
回避率をアップさせる「かげぶんしん」は赤緑青ピカチュウ時代ほど回避率は高めではない。
また、回避率をアップさせたあと、相手を崩せないようだと勝てないこともあるので注意。
命中率をアップさせる「あまいかおり」は「こころのめ」や「ロックオン」と性格が似ている。