ポケモンの厳選

last up date : 2014/01/11(Sat)

■ はじめに

ステータスの仕組みを理解したら、戦闘用に申し分の無い理想的な能力を実現できる性格個体値のポケモンを厳選しよう。
今回は戦闘向けのポケモンを準備する第一段階のポケモンの性格個体値の効率的な厳選方法を紹介していきます。

■ 通常厳選と孵化厳選

ポケモンの厳選方法には通常の野生ポケモンの捕獲による通常厳選とタマゴの孵化による孵化厳選の2種類がある。
タマゴ未発見グループのポケモンとメタモン(グループ)を除く、大半のポケモンはタマゴを作ることができ、
野生エンカウントとは違って必ず同じポケモンが生まれ続け、遺伝技なども絡むことから孵化厳選に頼ることが多い。
孵化厳選に関しては、タマゴ(第六世代)・(第五世代)・(第四世代)・(第三世代)のページを実践して欲しい。

孵化厳選に比べて手間がかかる通常厳選は、タマゴ未発見グループのポケモンとメタモンのみ必要になりますが、
最新作のポケットモンスターサン・ムーン以降より、タマゴ未発見グループのポケモンの厳選への救済措置として、
野生で登場するとき、ランダムで3ヶ所のステータス個体値が31の状態で出現するようになりました。
(※メタモンは対象外ですが、隠れ特性の「かわりもの」ならそもそも厳選する必要があるのはHPのみでOKというわけです)

また、エメラルド以降の作品であれば、狙っている性格である「シンクロ」特性を手持ちの先頭に置いておけば、
50%の確率で同じ性格のポケモンが野生で登場したり、ポケモンの配達員から貰えたりするようになります。

■ 個体値の確認

ポケモンを捕まえたり、孵化させたら、性格はステータス画面を開けばすぐに分かりますが、個体値は分かりません。
かつてはステータス計算式からステータス実数値と種族値努力値を代入して逆算するしかありませんでしたが、
エメラルド以降の作品では、ゲーム中に登場するジャッジマンの以下のコメントで大まかな個体値を把握できます。

全ステータスの合計個体値総評
個体値ジャッジマンのコメント
(XY・BW2・BW・HGSS・Pt)
トップブリーダーのコメント
(※エメラルドのみ)
151〜186すばらしい のうりょくを もっているすばらしい のうりょく じゃな!
121〜150そうとう ゆうしゅうな のうりょくを もっているそうとう ゆうしゅうな のうりょくを もっとるぞ
91〜120へいきん いじょうの のうりょくを もっているへいきん いじょうの のうりょくを もっとるな……
0〜90まずまずの のうりょくを もっているまずまずの のうりょくと いう ところかの……

各ステータスの個体値評価(※BW以降は全ステータスを一括、HGSSは話しかける度にHABSCDの順で1種類ずつ、Ptはランダムで1種類。)
個体値ジャッジマンのコメント
(XY・BW2・BW・HGSS・Pt)
トップブリーダーのコメント
(※エメラルドのみ)
31さいこうの ちからを もっているばっちりっ! ぱーふぇくと じゃ!
26〜30すばらしい ちからを もっているすばらしい ちからを もっとる!
16〜25かなりの ちからを もっているかなりの ちからを もっとるな!
0〜15まあまあの ちからを もっているまあまあの のうりょくを もっとるぞ……
 各ステータスの個体値の評価はステータスの中で最高値のもののみコメントしてくれます。
 なお、サン・ムーンのみ個体値が0のステータスがあれば、「ぜんぜん ダメ みたい…」とついでに教えてくれます(^^;

ジャッジマン(トップブリーダー)の居場所
  • SM:タマゴを30個孵化してバトルツリーのエリートトレーナー♂に喋り掛けるとパソコンのジャッジ機能解放
  • ORAS:
  • X・Y:キナンシティのポケモンセンター内
  • BW2・BW:ライモンシティのギアステーション内
  • HGSS・Pt:バトルフロンティアのバトルタワー内
  • Em:バトルフロンティアのポケモンセンター北の民家

(より細かい個体値を知るために…)個体値算出ツールの紹介


■ 個体値の覚え書き

ポケモンの個体値は理想値を狙うのが基本になるので、努力値と比べて忘れてしまっても問題のないことが多いですが、
孵化厳選の途中で新しい個体値の遺伝元の親にしたりする場合に個体値の覚え書きが必要になることがあったりします。
6種類のステータスに対して、6種類のマーキングの有無や6文字の名前でこれに対応させていることがあります。
サン・ムーンのミラクル交換で貰ったポケモンにマーキングや名前にアルファベットがあれば、ジャッジすると良いでしょう。

マーキング(●・▲・■・ハート・★・◆)の場合:

  • 左からHP物理攻撃力物理防御力特殊攻撃力特殊防御力素早さに対応していることが多い。
  • 塗りつぶされていれば個体値が31のことが多い。
  • ポケモン第三世代までは4種類しかマーキングできないので第四世代以降でなければ使えない。

ニックネーム(HABCDS)の場合:

  • HP物理攻撃力物理防御力特殊攻撃力特殊防御力素早さを以下のアルファベットに省略する。
    • H … Hit Point(HP)
    • A … Attack(物理攻撃力)
    • B … Block(物理防御力)
    • C … Contact(特殊攻撃力)
    • D … Diffence(特殊防御力)
    • S … Speed(素早さ)
  • アルファベットの大文字で個体値31、小文字で30を表すことができる(例:HabCDS)
  • なお、個体値30・31以外の箇所にわざと空欄を入れると旦那さんのコメントで両親の個体値を確認し易い。
  • (※ポケモン第五世代までは5文字しか名前枠がないので第六世代産でなければ使えない。)

ニックネーム(0〜V)の場合:

  • 6文字の名前の枠を左からHP物理攻撃力物理防御力特殊攻撃力特殊防御力素早さと決める。
  • それぞれの枠に0〜31までの32段階の個体値を1文字で表した場合(正確には32進数)を当てはめる。

  • 10進数⇔32進数変換表
    10進数の場合0123456789101112131415
    32進数の場合0123456789ABCDEF
    10進数の場合16171819202122232425262728293031
    32進数の場合GHIJKLMNOPQRSTUV
    他所の掲示板やブログなんかでVがなんたらとか言われていたのは個体値が31のことだったのですね〜。個体値0のことを逆Vと呼ぶ人もいるんだとか(^^;

  • なお、個体値30・31以外の箇所にわざと空欄を入れると旦那さんのコメントで両親の個体値を確認し易い。
  • (※ポケモン第五世代までは5文字しか名前枠がないので第六世代産でなければ使えない。)