持ち物

last up date : 2011/05/18(Wed)

■ はじめに

(ポケモンの)持ち物システムとは「ポケットモンスター金銀」から新しく導入された要素で、
技を使用しなくても(1ターン消費しなくても)特殊な効果が受けれることが最大の強みである。

持ち物に関連のある技や特性


■ 使い捨てアイテム

HP回復アイテム


    アイテム名 効果
    オレンのみ HPが最大HPの半分以下になったとき、HPを10回復。
    オボンのみ HPが最大HPの半分以下になったとき、HPを30を回復。
    フィラのみ HPが最大HPの半分以下になったとき、最大HPの1/8回復。
    (※おくびょう・おだやか・ずぶとい・ひかえめだと自分混乱)
    ウイのみ HPが最大HPの半分以下になったとき、最大HPの1/8回復。
    (※いじっぱり・ようき・しんちょう・わんぱくだと自分混乱)
    マゴのみ HPが最大HPの半分以下になったとき、最大HPの1/8回復。
    (※なまいき・のんき・ゆうかん・れいせいだと自分混乱)
    バンジのみ HPが最大HPの半分以下になったとき、最大HPの1/8回復。
    (※うっかりや・のうてんき・むじゃき・やんちゃだと自分混乱)
    イアのみ HPが最大HPの半分以下になったとき、最大HPの1/8回復。
    (※おっとり・おとなしい・さみしがり・せっかちだと自分混乱)
    ナゾのみ 効果抜群のダメージを受けたとき、最大HPの1/4を回復。

    解説
      「オレンのみ」はHPの回復量が少ないので、リトルカップなど低レベルの対戦ルール向きと言えるだろう。
      「オボンのみ」はレベル(耐久力)の高いルールにおいて倒れるまでのターンを少し引き伸ばすことが可能。

状態異常・状態変化回復アイテム

    アイテム名 効果
    クラボのみ 麻痺状態になったとき、麻痺状態を回復。
    カゴのみ 眠り状態になったとき、眠り状態を回復。
    モモンのみ 毒(猛毒)状態になったとき、毒(猛毒)状態を回復。
    チーゴのみ 火傷状態になったとき、火傷状態を回復。
    ナナシのみ 氷漬け状態になったとき、氷漬け状態を回復。
    キーのみ 混乱状態になったとき、混乱状態を回復。
    ラムのみ 状態異常及び混乱になったとき、状態異常、混乱状態を回復。
    メンタルハーブ メロメロ状態になったとき、メロメロ状態を回復。
    しろいハーブ 能力ランクが下がったとき、その能力ランクを初期化。

    解説
      状態異常を回復する木の実。状態異常を受けると非常に困ってしまうポケモンに持たせるのがベスト。
      「カゴのみ」の定番コンボとして「ねむる」の2ターンのねむりリスク無しで体力の全回復もできる。
      ただし、このアイテムは消費アイテムなので1回きりしか、このコンボが通用しないことに注意しよう。
      ちなみに「カゴのみ」以外に2ターンの眠りのリスクを軽減できる手段としては「ねごと」もあるので、
      「ねごと」の技スペース分を削る必要があり、起きている方が機能しやすいポケモンに持たせたい。

      自分の状態変化のランクが下がったとき、下げられた能力ランクを初期状態に発動する「しろいハーブ」は、
      「オーバーヒート」や「インファイト」などの使ってしまうと能力ランクの下がる大技と組ませるのが基本。

ヒメリのみ

    効果
      いずれかの技のPPが0になったとき、そのPPを10回復する。

    解説
      PPの少ない技の補助として使ってみよう。

能力アップアイテム

    アイテム名 効果
    チイラのみ HPが最大HPの1/4以下になったとき、物理攻撃力を1ランクアップ。
    リュカのみ HPが最大HPの1/4以下になったとき、物理防御力を1ランクアップ。
    ヤタピのみ HPが最大HPの1/4以下になったとき、特殊攻撃力を1ランクアップ。
    ズアのみ HPが最大HPの1/4以下になったとき、特殊防御力を1ランクアップ。
    カムラのみ HPが最大HPの1/4以下になったとき、素早さを1ランクアップ。
    スターのみ HPが最大HPの1/4以下になったとき、上記の能力のいずれかを1ランクアップ。
    サンのみ HPが最大HPの1/4以下になったとき、「きあいだめ」状態になる。

    解説
      素早いポケモンでの「こらえる」「みがわり」などで体力を調節すると使いやすい。
      「チイラのみ」「ヤタピのみ」は自分の繰り出す最後の一撃を強力なものにできる。
      「リュガのみ」「ズアのみ」は技の効果上、回復技と併用しないとあまり意味がない。
      「カムラのみ」は素早さの遅いポケモンでも素早いポケモンに最後の一撃を可能にする。
      最後の一撃に向いているのは「はかいこうせん」や「きしかいせい」などの大ダメージ系。



■ 強化アイテム


    アイテム名 効果
    シルクのスカーフ ノーマルタイプの攻撃技の威力×1.1
    くろおび 格闘 〃
    するどいくちばし 飛行 〃
    どくばり 毒 〃
    やわらかいすな 地面 〃
    かたいいし 岩 〃
    ぎんのこな 虫 〃
    のろいのおふだ ゴースト 〃
    メタルコート 鋼 〃
    もくたん 炎 〃
    しんぴのしずく 水 〃
    きせきのタネ 草 〃
    じしゃく 電気 〃
    まがったスプーン エスパー 〃
    とけないこおり 氷 〃
    りゅうのキバ ドラゴン 〃
    くろいメガネ 悪 〃

    解説
      1.1倍なので対した威力アップは望めないだろうが、威力の高い技の場合は破壊力も相当上がる。
      例えば、威力100の技なら威力110。威力120の技なら威力132。天候技と併用すれば更に強力!
      また、乱数の計算が確定の計算になったりとダメージ計算をする際には試す価値があるアイテム。

■ ステータスアップアイテム


    アイテム名 効果
    こだわりハチマキ 物理攻撃力が1.5倍になるが、同じ技しか選べなくなる

    解説
      「ヨガのポーズ」や「にほんばれ」などの補助技を使用する技スペースと発動までの1ターン分をカットして、
      場に出した状態で既に物理攻撃力、特殊攻撃力、素早さが通常の1.5倍になる所が最大の強みである。
      ただし、「アンコール」を受けた状態のように場にいる間は同じ技しか繰り出せなくなってしまうので、
      アイテムの仕様上、補助技や体力回復技を使用すると相手に一方的な攻撃を許してしまうので注意。
      「トリック」や「すりかえ」でアイテムを入れ替えれば、「アンコール」の代用としても使える。

■ 特定のポケモン専用アイテム


    アイテム名 効果
    でんきだま ピカチュウの特殊攻撃力が2倍になる。
    ふといホネ カラカラ・ガラガラの特殊攻撃力が2倍になる。
    メタルパウダー メタモンの物理防御力が2倍になる。
    しんかいのキバ パールルの特殊攻撃力が2倍になる。
    しんかいのウロコ パールルの特殊防御力が2倍になる。
    こころのしずく ラティアス・ラティオスの特殊攻撃力と特殊防御力が1.5倍になる。
    ながねぎ 持たせているカモネギの急所ランクが+2になる。
    ラッキーパンチ 持たせているラッキーの技の急所ランクが+2になる。


    ■ その他のアイテム

    せんせいのツメ

      効果
        20%の確率で先制攻撃が可能。
        「せんせいのツメ」が同時発動の場合は、現在の素早さによって攻撃の順番が決まる。
        「せんせいのツメ」発動中は「あとだし」特性を無視する。

      解説
        ただ、素早さの遅いポケモンに持たせるだけでは特に効果は得られない。
        重要なのは、先制すれば、相手を倒せる場合、これがあるなら持たせて損は無い。
        例えば、サイドンの「じしん」を受けて、先制の「じこさいせい」で何度も回復するスターミーを、
        リスクが高い博打ですが、「じこさいせい」のターンに先制発動の「じしん」崩すこともできる。
        20%で先制より、30%で麻痺する「のしかかり」の方が実は得かもしれないというのは内緒。

    おうじゃのしるし

      効果
        追加効果のない攻撃技を命中させると10%の確率で相手を怯ませる。
        ただし、攻撃するポケモンが先攻で無ければ効果がない。

      解説
        追加効果のある攻撃技と組ませても発動しないので「かみつく」などと併用で使用しても意味が無い。
        怯みを狙うなら30%の確率で怯ませる「かみつく」などの方が便利なのでそれらよりダメージの大きい、
        「なみのり」や「ドリルくちばし」「おんがえし」などを使用するポケモンに持たせよう。

    ひかりのこな

      効果
        このポケモンが戦闘に出ている間、相手の技の命中率×0.9。

      解説
        このアイテムを持っているポケモンに対して攻撃するとき、相手の技の命中率が0.8%分になる。
        ダイヤモンド・パール版の対戦の「さんみんじゅつ」の命中率なら70%×0.9=63%まで落とせる。
        「かみなり」や「ハイドロポンプ」など命中率の低い分、威力や効果が強力な技を受ける場合に便利。
        「かげぶんしん」などの回避率アップ、「すながくれ」「ゆきがくれ」などの特性と合わせても強い。

    きあいのハチマキ

      効果
        このポケモンが相手の攻撃技でHPが0になる場面で、10%の確率でHP1で踏みとどまることができる。

      解説
        「チイラのみ」「ヤタピのみ」などの登場でやや影の薄くなったアイテム。
        普通のポケモンに持たせるなら、常に外れる可能性がある「ひかりのこな」の方が宜しいだろう。

    ピントレンズ

      効果
      解説
        急所ランクをあげる要素が「ピントレンズ」のみであっても1/8の確率で攻撃技が急所に命中する。
        急所技を繰り出す場合は更にランクが+1されて、1/6の確率で攻撃技が急所に命中する。
        きあいだめ」などとも組ませて、最高ランクで1/2の確率で攻撃が急所に命中する。

    かいがらのすず

      効果
        相手に与えたダメージの1/8だけ体力を回復する。

      解説
        「すてみタックル」「ボルテッカー」などの反動ダメージの軽減などに効果的。

    たべのこし

      効果
        毎ターン終了時、最大HPの1/16を回復。

      解説
        ポケモンの耐久力が上がるので持たせることで攻撃を受けるのが楽になることもある。
        ポケモンの使いまわし次第で回復技を極力早期使用しないで戦うことができるのが魅力的で、
        特にエースのポケモン(決定力のあるポケモン)に持たせている場合が基本的に多い。