バトルタワー攻略

last up date : 2015/10/12(Mon)

■ バトルタワーとは?

ここはクリスタル版のモバイルシステムで遊べたバトルタワーのルームリーダーを目指す人のための攻略コンテンツ跡地です。
サービス提供当時は通信に必要な携帯電話の普及率も高くなかったため、当時現役であったトレーナーでも未体験の方も多く、
知る人ぞ知る時代を先取りしすぎたポケモンサービスということで、サービス終了時現在もこのコンテンツを公開しています。

このページの執筆はサービス当時まだ携帯電話すら持っていなかったお子様であった管理人の ゴールドに代わりまして、
「ポケモンだいすきクラブ」で知り合った頃より毎度お世話になっている常連さんの ゆっちさんが担当しています。

バトルタワーのルール

  • 3匹のレベル制限を満たしているポケモンだけを手持ちに入れて、挑戦する。
  • このとき、手持ちの順番はルーム挑戦中に入れ替えることはできない。
  • お互いの最後のポケモンが同時に瀕死になったときは、相手側の勝ちとなる。
  • Lv.60以下のクラスではミュウツー、ミュウ、ルギア、ホウオウ、セレビィは出場不可能
  • 一度に何匹でも、凍り、眠り状態にしてもよい
  • その他のルールに関しては「ニンテンドウカップ2000」に準ずる。

ルームリーダーに選ばれる条件

  1. そのバトルルームのルームリーダーを倒し、7人抜きを達成する
  2. バトルの総ターン数が少ない
  3. 出場ポケモンの受けたダメージの総量が少ない
  4. 瀕死になったポケモンの数が少ない

  5. ルームリーダーに選ばれる条件2の事項より、明らかに長期戦を狙うのは無謀である
    そのため、攻撃技でガンガン攻めるほうが遥かにルームリーダーになる確率が高い。
    その上でダメージをあまり受けなければ、更にルームリーダーになる確率は上がる。

    これより、防御力がどんなに低くても、攻撃力と素早さが高いポケモンが活躍するだろう。
    例を挙げるならば、サンダース、プテラ、ダグトリオ、ケンタロスなどである。
    これらのポケモンは一般的に防御能力が低いので、短期戦で決着がつきやすいが、
    稀にカビゴン、ナッシー、ブラッキーなど持久力のあるポケモンを加えている人もいる。
    3〜4ターン以上かかると判断したら「つのドリル」などの一撃必殺技で倒してしまおう
    これらのポケモンの戦術の型にはまるとどんどんターンを稼がれてしまい、リーダーへの道は閉ざされてしまう。

    これに各レベル別のポケモンの人気の傾向を吟味してメンバーを決定するのだ。
    ここから先は各レベルクラス別の傾向を参照してもらいたい。

2001/7/20
    これで一応完結になってしまいました。… ちょっと残念っ! … などとちょっとブルーな気持ちになっています。
    どんなポケモン関係のサイトや書籍を見ても「バトルタワー攻略」なるものは、何故か何処にもありません。
    その意味でも面白いことをやったなあと自分で思っています(byゆっち

■ レベル10・レベル20クラス

Lv.10・Lv.20クラスのバトルルーム傾向

    タマゴから孵ったばかりのポケモンがメインとなるので能力には大きく差はないが、HPは少なくとも41以上は欲しい
    なぜなら、このクラスのバトルの焦点は能力値に関係なく40の固定ダメージを与える「りゅうのいかり」だからである
    レベル30以上であれば、大体どんなポケモンでも「りゅうのいかり」をそこそこ耐えられるHPに到達するのだが、
    リトルカップでも禁止になっている通り、低レベル戦においては固定ダメージ40の1〜2発で倒れることもザラである。
    まず、Lv.10・Lv.20のバトルルームに挑戦する前に自分の手持ちポケモンのHPが41以上あるか確認してみましょう。
    特にLv.10クラスのバトルルームの難易度はトップクラスだが、コツがつかめればテンポ良く勝てるようになりますよ!

Lv.10・Lv.20クラスの人気ポケモン傾向

    順位ポケモンコメント
    第1位 このクラスではブッチギリの大人気ポケモンである。彼の魅力は先制の「りゅうのいかり」。これ1回で相手が倒れたらノーダメージ。もし、反撃を受けてもこちらが倒れなければ、もう1発の「りゅうのいかり」で確実にケリがつき、更に2番手にも40ダメージが与えられる。プテラ同士の対決になれば素早さが勝負を分けるので最優先で鍛えること。さらにHPを41以上までにすれば文句なし!
    【 技サンプル:じしん / つばさでうつ / りゅうのいかり / めざめるパワー岩 @ きせきのみ 】
    第2位 素早さの上ではプテラにかなり劣っているものの、体力がとても高く、「あまごい」から「なみのり」につなげれば状況次第で威力は「りゅうのいかり」にも勝る。「りゅうのいかり」に余裕で耐えるHPは大したもの。道具によっては2回堪えたりすることもある。
    【 技サンプル:なみのり / のしかかり / りゅうのいかり / れいとうビーム @ おうごんのみ 】
    第3位 唯一プテラに勝る素早さを持つ。「10まんボルト」は前述の二匹の弱点を突けるところが頼もしい。しかし弱点はHP。固体値努力値最高でも41なので、ここまで育て上げるのは非常に困難。素早さは落ちるもののサンダースの方が使いやすいと思う。
    【 技サンプル:あまごい / かみなり / だいばくはつ / 10まんボルト @ きあいのハチマキ 】
    第4位 「りゅうのいかり」を予想しての「ミラーコート」がメイン攻撃。ラプラスよりも高いHPなのでまず1発で倒れることは無く確実に80ダメージが返ってくる。これではまず即死だろう。対策側の場合は「どくどく」を浴びせるのが安全策。
    【 技サンプル:みちづれ / カウンター / ミラーコート / しんぴのまもり @ おうごんのみ 】
    第5位 「りゅうのいかり」だけでもっているようなもの。「かえんほうしゃ」「かみくだく」が有効な相手はこのクラスにはあまりいないと思う。とはいえくさっても「りゅうのいかり」なのでナメてかかると確実に痛い目にあう。
    【 技サンプル:技サンプル:だいもんじ / のしかかり / りゅうのいかり / めざめるパワー岩 @ おうごんのみ 】

パーティ編成のポイント

Lv ポケモン性別技1技2技3技4持ち物
-サンダースかみなり10まんボルトどくどくあまごいまひなおしのみ
-ラプラスりゅうのいかりなみのりのしかかりあまごいおうごんのみ
-プテラりゅうのいかりじしんめざめるパワーあまごいきせきのみ
一番手にラプラス、プテラを持ってくる人が多いので、それを見越して先鋒はマルマインかサンダース。
電気ポケモンが「あまごい」⇒「かみなり」で攻めるなら、それを利用してラプラスを組ませると面白い。
「かみなり」ではなく、「10まんボルト」を使用したいのならば、ソーナンスと組ませるのもいいだろう。
そして、最後にプテラを必ず入れたい。彼はこのLv10・Lv20クラスでは最強と言ってもいいほど頼りになる。
また、ソーナンスの「カウンター」「ミラーコート」対策は「どくどく」だけでは倒すのにターン数がかかるので、
なるべく物理攻撃技と特殊攻撃技の両方をいれておくことをオススメします。

■ レベル30・レベル40クラス

Lv.30・Lv.40クラスのバトルルーム傾向

    Lv.10・Lv.20クラスでは脅威だった「りゅうのいかり」もこのクラス以上だとそれほど恐れることもなく、
    どんなポケモンでも「りゅうのいかり」を余裕で2〜3発は耐えられるため、もうそんな作戦は通用しない。

    そして、Lv.30に関しては2001年の公式大会「モバイルカップ2001」の規定レベルに選ばれたため、
    大会出場トレーナー達が自分の腕試しや調整のためによく利用するようになったのがこのクラスである。
    そして、そのような猛者たちの思考・戦術というものは案外似通ってくるものである。

    まず、カビゴン。全国大会(第4回任天堂公式大会)でも抜群の強さを発揮したこのポケモンは、
    規定レベルが変わっても人気が衰えることはないようである。…とまあこれくらいは誰でも予想がつくが、
    問題はそのカビゴンが強すぎるため、それを倒すための戦術がかなり偏ってきているということだ。
    ガラガラの「じしん」「カウンター」やナッシーの「ねむりごな」「だいばくはつ」などがそれである。

Lv.30・Lv.40クラスの人気ポケモン傾向

    順位ポケモンコメント
    第1位 素早さ以外になかなか付け込むスキがないという大人気ポケモン。これでもかというほど良く見かける。「のろい」を中心に「ねむる」→「はっかのみ」、「じばく」とタイプも様々なので強烈な先制打撃攻撃で一気に倒したいところだ。
    【 技サンプル:じばく / じしん / カウンター / すてみタックル @ たべのこし 】
    第2位 カビゴンと同じくらいよく見かけることになる通称「カビゴンキラー」。前述の『強烈な先制打撃攻撃』はコイツの「じしん」が一番望ましい、カビゴンなら2発で倒せるだろう。ただし、特殊攻撃型の相手は大の苦手。先手も取られやすいのであっさりやられてしまう。
    【 技サンプル:じしん / いわなだれ / だいもんじ / カウンター @ ふといホネ 】
    第3位 「ねむりごな」がいい感じのガラガラキラー。「サイコキネシス」もとてつもない威力である。しかし、一番の目玉はカビゴンでさえもほぼ一撃でやっつける「だいばくはつ」。このクラスで出場させてやれば予想以上の素晴らしい戦果を残す事でしょう。
    【 技サンプル:ねむりごな / だいばくはつ / ギガドレイン / サイコキネシス @ おうごんのみ 】
    第4位 恐らく能力上昇バトンタッチをカビゴンへと繋いでくるとすぐ予想してしまうのはあまりに浅はか、バトルタワーにおいては単独で攻めてきたり、意味もなく素の状態でバトンタッチなんてことの方が多い。なお、バトルタワーでの対戦相手はGBのCPUなので適当に技を選択するため戦略性が無い。炎技があれば全く苦労はしないだろう。
    【 技サンプル:カウンター / つるぎのまい / バトンタッチ / めざめるパワー虫 @ おうごんのみ 】
    第5位 ケンタロスより素早いポケモンは何故かこのクラスではあまり見かけない。「じしん」や「のしかかり」もいいが、ケンタロスの特権である一撃技の連発も面白い。カビゴンに「のろい」を連発されても関係なくあっさり倒せる(運があれば)。
    【 技サンプル:じしん / だいもんじ / つのドリル / すてみタックル @ きせきのみ 】

パーティ編成のポイント

Lv ポケモン性別技1技2技3技4持ち物
-ナッシーサイコキネシスギガドレインねむりごなだいばくはつおうごんのみ
-ガラガラじしんいわなだれだいもんじカウンターふといホネ
-カビゴンすてみタックルじしんカウンターじばくたべのこし
カビゴン対策が最大のポイント。自分のカビゴンを温存して相手のカビゴンを倒せば、貴方の優位はそうは揺るがない。
「ふといホネ」を持たせているガラガラなら「じしん」で2発、ナッシーなら「だいばくはつ」で1発で倒せるはず。
ちなみにカビゴン、ナッシーでパーティを組むときは「じばく」「だいばくはつ」の使いどころには注意したい。
自分と相手両方の最後のポケモンが同時に倒れた場合は公式ルールと同様に相手の勝ちとなるので覚えておこう。

■ レベル50・レベル60クラス

Lv.10・Lv.20クラスのバトルルーム傾向

    戦術とは人それぞれであり、十人十色のバリエーションがあるものだ。
    みなさんも「第4回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメント(ニンテンドウカップ2000)」では、
    数多くのトレーナーが様々な戦術を駆使し、凌ぎを削ってバトルをしていたのを覚えていることだろう。
    しかし、この世は弱肉強食、勝てば官軍、負けは打ち首、時代は勝者が創るの理念で動いている。
    このバトルルームでも中途半端な戦術は自然淘汰され、消滅していった。
    そして、このクラスには残るべくして3つの戦術が生き残ったのである。

    1. 能力強化系バトンタッチ戦術
      • ハッサムを先鋒に立て、「こうそくいどう」と「つるぎのまい」の2重掛けをバトンタッチして、
        カビゴン、ガラガラ、カイリキーなどの物理攻撃力の高いポケモンに繋げる戦術。
        徹底強化された先制攻撃で一撃必殺を狙うオーソドックスな戦法である。
    2. 一撃必殺系運任せ戦術
      • サイドン、ケンタロスが一般的。
        「つのドリル」「じわれ」「ハサミギロチン」にポイントアップを限界まで投与。
        30%の確率にモノを言わせて突撃させるというこれまたオーソドックスな戦法。
        普段は見慣れないギャロップ・ジュゴン・ガルーラにメジャーなカビゴン、ガラガラもこの戦術が可能。
        ただし、運が無いと全滅もあり得る。
    3. 炎のカウンターアタック戦法
      • カビゴン、ヘラクロス、サイドンにかなり多い戦術。
        GB通信対戦では一撃必殺技は「カウンター」で返されると一発瀕死となるバグ現象を利用したものである
        勿論普通の物理攻撃にも効果がしっかりあるので特殊攻撃が無いとかなり苦戦を強いられる。
        チャンスがあれば、減りやすいHPを逆手に取り、「じばく」「きしかいせい」で逆襲に転じることもある。

Lv.50・Lv.60クラスの人気ポケモン傾向

    順位ポケモンコメント
    第1位 このポケモンのメジャー化に伴い、Lv.50・Lv.60クラスからは電気、毒ポケモンが完全に姿を消した。いかにガラガラの出現率が高く、いかに恐れられているかが良くわかるだろう。「こうそくいどう」を「バトンタッチ」してやると手が付けられなくなる。「めざめるパワー」が飛行ならば無敵か?
    【 技サンプル:じしん / いわなだれ / カウンター / めざめるパワー飛行 @ ふといホネ 】
    第2位 赤緑時代からメジャーの影に隠れ、陽の目を浴びることの無かった格闘属性の面目躍如と言ったところか。伝家の宝刀「クロスチョップ」はカビゴンをも打ち砕き、本家「カウンター」はガラガラをも沈めてしまう。意外にも「だいもんじ」は対ハッサム専用の一撃必殺技となる。
    【 技サンプル:じわれ / だいもんじ / カウンター / クロスチョップ @ ピントレンズ 】
    第3位 「ニンテンドウカップ2000」のMVPといっても過言でないカビゴンは意外にもこの順位である。体力と特殊防御には自信があるが、なにせ物理防御(これは意外)と素早さがない。「カウンター」を持たせていないとガラガラやカイリキーに対抗するのは難しいだろう。しかし、「じわれ」や「カウンター」→「じばく」などとトレーナーの好みに充分応える器用さは大したもの。
    【 技サンプル:じばく / じわれ / カウンター / すてみタックル @ たべのこし 】
    第4位 頑丈な鋼の体で先発し、敵の猛攻を凌ぎつつひたすら能力上昇に徹する。限界が来れば「バトンタッチ」で後続のポケモンに能力を受け継がせるという過酷な役割を背負うポケモン。残念ながら4倍の炎技は致命的。読み違いで「だいもんじ」を受け、能力上昇中に殉職してしまうこともよくある話。
    【 技サンプル:つるぎのまい / バトンタッチ / こうそくいどう / めざめるパワー虫 @ おうごんのみ 】
    第5位 飛行属性のポケモンさえ相手に回さなければ、これほど頼りになるポケモンはいない。固有技の「メガホーン」は爆発的な破壊力を見せ、「じしん」や「カウンター」をも使いこなし、おまけに素早いのだから言うことなし。最後の「きしかいせい」にも気をつけなければならない。
    【 技サンプル:じしん / こらえる / メガホーン / きしかいせい @ きあいのハチマキ 】

パーティ編成のポイント

Lv ポケモン性別技1技2技3技4持ち物
-カイリキークロスチョップだいもんじじわれカウンターピントレンズ
-ガラガラじしんいわなだれだいもんじカウンターふといホネ
-カビゴンすてみタックルじわれカウンターじばくたべのこし
とにかく、Lv.50・Lv.60クラスのバトルルームの傾向で紹介した3大戦法には対策を立てておきたい。

まず、「バトンタッチ」戦法は誰でもいいから炎技を持たせるだけでも充分対策として通用する。
しかも、バトルタワーでこの戦法を成功させた例があまり無いのでこの戦法に苦しむことはあまり無いだろう。
念のためコンボの中心であるハッサムをしっかり倒しておけばまず安全である。

次に一撃必殺技を連発するタイプだが、これは「カウンター」一本でこちらの大チャンスと変わる。
一撃必殺技の命中率は総じて30%。外れたこれを「カウンター」で返せば逆に相手が一撃必殺で倒れてしまう。
つまり、「カウンター」さえ持っていれば相手が一撃必殺技を外す確率で相手を一発瀕死に追いやることが出来る。

最後の「カウンター」タイプが一番厄介である。ぶっちゃけた話、特殊攻撃を使えばどうってことは無いのだが、
完全に打撃中心となっているこのクラスでは防御の貧弱なタイプが多い特殊型ポケモンを加えるのはかなり辛い。
打撃型ポケモンにこっそりと特殊攻撃を持たせたほうが無難である。

■ レベル70・レベル80クラス

Lv.70・Lv.80クラスのバトルルーム傾向

    これまでのクラスははっきり言って「ニンテンドウカップ2000」の変則バトルと言うイメージが強かった。
    とりあえず、カビゴンが出てさえいれば勝負になるという考えもなかにはあったことだろう。

    しかし、Lv.70以上のクラスからはある封印が解かれることになる…。
    それもこれまでのポケモンバトルのセオリー自体を根本から崩しかねない程の恐ろしい封印、
    そう、ご存知の通り「ミュウツー・ルギア・ホウオウ解禁」のことである。
    いかにカビゴンといえどもこの3体と互角に勝負を展開できた場面を私は見たことがない。

    ルギアの「エアロブラスト」は急所にあたりやすい技なので2〜3発(※理想値だと4発)で倒れることもあれば、
    自慢の特防もホウオウの「せいなるほのお」(※50%の確率で火傷の追加効果)の前ではひび割れた盾のようなもの。
    挙句の果てにはミュウツーの「カウンター」で撃沈ということも珍しくない。正に「世代交代」という言葉が似合う。
    バトルにおいても常にこの「3闘神」を敵に回さなければならない。

Lv.70・Lv.80クラスの人気ポケモン傾向

    順位ポケモンコメント
    第1位 捕獲直後の時点でLv.70のため、Lv.70クラスの場合は努力値を稼ぎ切るのはなかなか難しい。その為、Lv.70クラスではそう警戒の必要はない。猛威を奮いだすのはLv.80から。誰が相手だろうと一方的にやられはしないポケモンなので、対策は「だいばくはつ」が一番賢明か?
    【 技サンプル:じごくぐるま / シャドーボール / 10まんボルト / サイコキネシス @ きせきのみ 】
    第2位 出てきたら普通は努力値最大まで育っていると考えるべき、トップクラスの素早さでない限り先制攻撃は望めない。電気ポケモンの「かみなり」を狙おうにも「じしん」があり、相手に回すとかなり厳しい戦いになることは否定できない。
    【 技サンプル:じしん / シャドーボール / 10まんボルト / エアロブラスト @ ピントレンズ 】
    第3位 固有技の「せいなるほのお」は火傷の追加効果は5割という脅威的数字。先制で「いわなだれ」をぶつけることさえできれば、勝利への光明は見えてくるのだが…。
    【 技サンプル:じしん / シャドーボール / 10まんボルト / せいなるほのお @ たべのこし 】
    第4位 バトルタワー初心者はきっと「10まんボルト」の「ミラーコート」返しを受けて面食らうことだろう。しかし、CPUのスイクンは1ターン目から「ミラーコート」を使ってくることはまず無い、「なみのり」で様子を見て確実にチャンスを狙ってくるので、これを利用して「ミラーコート」を外してやろう。
    【 技サンプル:ねむる / なみのり / ミラーコート / れいとうビーム @ はっかのみ 】
    第5位 持ち前の物理攻撃力と岩と悪の複合属性を生かせば、そこそこの戦果を期待できる。恐らく「いわなだれ」と「かみくだく」がメイン技になるだろうが、惜しいことに素早さが致命傷、追加効果が発動しても後の祭りになりかねない。
    【 技サンプル:じしん / なみのり / いわなだれ / かみくだく @ せんせいのツメ 】

パーティ編成のポイント

Lv ポケモン性別技1技2技3技4持ち物
-ホウオウ せいなるほのおじしん10まんボルトシャドーボールたべのこし
-ルギア エアロブラストれいとうビーム10まんボルトじしんピントレンズ
-ミュウツー サイコキネシス10まんボルトシャドーボールじごくぐるまきせきのみ
まず、Lv.40から育てたルギア、ホウオウになるべく多種多彩な技を覚えさせましょう。
この2体がいればどんなチームが相手でも戦えるが、流石に2体だけではどう頑張っても隙が出来てしまう。
だから、それを補う形で3体目を決定するのが理想的。スイクン、セレビィ、バンギラス、カビゴンなどが候補だろうか。
しかし、Lv.80戦ならばこれらのポケモンを遥かに凌ぐ「ミュウツー」の存在を忘れる訳にはいかないだろう。
ちなみにLv.70戦で出場させるのは無理ではないにしても、充分な努力値を貯めるためには苦難の道を行くことになる。

■ レベル90・レベル100クラス

Lv.90・Lv.100クラスのバトルルーム傾向

    まずはこのクラスのたどってきた歴史から紹介しましょう。モバイルアダプタGBが発売された当初、
    この高レベルでの戦いはステータスの高さによる力と力のぶつかりあいで幕をあけたのでした。
    この時の人気ポケモンはルギア・ホウオウ・ミュウツーでほぼ全てのトレーナーはこの3体でチームを組み、
    あとはその持ち技とトレーナー自身の行動判断力がものを言う大味なバトルだったのです。

    ある日、このバトルルームにある異変が起こりました。それは通常ではありえないポケモンの登場、
    例を挙げるならば「エアロブラストを使うホウオウ」「あくまのキッスを使うルギア」が出現したのです。
    これは当時のトレーナーに大変な衝撃を与えました。これこそが俗に言うリアル・ロケット団誕生の瞬間でした。

    これを見た心の弱いトレーナー達は表面だけの偽りの強さを求め、ゲームを改造する機械を使い、
    第4回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメントでも使用された「こころのめ→一撃技」という極悪コンボを
    マルマイン、ミュウツーなどといった素早さのとても高いポケモンに覚えさせたりなどをして、
    ただ勝つだけというチームを組み、連鎖反応的に多くのトレーナーに浸透していきました。
    そうして、このクラスはこういったあおりを受けて、見るも無残な無法地帯と化していきました。

    それからしばらくして、任天堂側がそれらの改造ポケモンの除去を行い、
    その間に全国大会で注目を集めたサンダー、カビゴン、バンギラスなどのポケモンを加えたチームが登場。
    ルギア、ホウオウ、ミュウツーの3強を揺るがすこととなり現在の様な誰が出てきてもおかしくない、
    例えるなら「戦国時代」のような戦況を形成していったのです。

    このクラスの傾向はミュウツーの一言に尽きる。他にはルギア、ホウオウがわずかに優位にいるくらいで、
    それ以外のポケモンに関してはもうそのトレーナーの好みだったり、戦略次第で変わってしまいます。
    そのためこの3強にだけは確実な対策をたてておきましょう。

Lv.90・Lv.100クラスの人気ポケモン傾向

    順位ポケモンコメント
    第1位 ルームリーダーを目指すためなら、このポケモンとの戦いはまず避けて通れないだろう。爆発的攻撃力、唯一の弱点というにはあまりに強すぎる耐久力、ほぼ先制は確実の素早さを見れば、このクラスのほぼ全てのトレーナーが使用するというのもうなずけるものである。「きせきのみ」を持たせているケースが非常に多く、補助技すらかけづらいという厳しさなので、ここは素直にタイプ相性の弱点を突くか、「だいばくはつ」で相打ちに持ち込みたい。
    【 技サンプル:じごくぐるま / シャドーボール / 10まんボルト / サイコキネシス @ きせきのみ 】
    第2位 能力的には前述のミュウツーと逆で防御に優れている。こちらも素早い上に「きせきのみ」の所持確率が高い。やはりミュウツーよりはっきりしてきた弱点を突いてなるべく早く倒したいところだが、耐久力が高く「エアロブラスト」「じしん」が非常に強烈。殴り勝つのはかなり厳しいのが現実。
    【 技サンプル:じしん / シャドーボール / 10まんボルト / エアロブラスト @ ピントレンズ 】
    第3位 人気的には2位に限りなく近いポケモン。素早くないのが唯一の救いではあるものの、最高クラスの攻撃力は脅威であり、「せいなるほのお」「じしん」「シャドーボール」が強すぎる。見かけたら岩技で迷わず倒してしまうべきである。
    【 技サンプル:じしん / シャドーボール / 10まんボルト / せいなるほのお @ たべのこし 】
    第4位 このクラスの傾向を変えたといっても過言ではない「じしん」の効かない電気ポケモン。この最高クラスの特攻があれば、ルギア、ホウオウでさえも彼の「かみなり」の餌食である。ただ彼が出現してしまったために需要が大きくなってしまった「れいとうビーム」には要注意。まあ、身から出た錆ということで「ひかりのかべ」を貼れば全く問題は無くなるのだが…。
    【 技サンプル:あまごい / かみなり / ひかりのかべ / 10まんボルト @ じしゃく 】
    第5位 ミュウツーに一番強いといえるのはこのポケモンではないだろうか。相性的に有利な上にエスパー相手なら「だましうち」もそこそこの威力を発揮する。ただし、相手もそれを見越して格闘技を使ってきたりする上、「どくどく」を「きせきのみ」で打ち消したりしてくるので油断はできない。
    【 技サンプル:どくどく / だましうち / つきのひかり / あやしいひかり @ たべのこし 】

パーティ編成のポイント

Lv ポケモン性別技1技2技3技4持ち物
-ホウオウ せいなるほのおじしん10まんボルトシャドーボールたべのこし
-ブラッキーだましうちあやしいひかりどくどくねむるはっかのみ
-ミュウツー サイコキネシス10まんボルトシャドーボールじごくぐるまきせきのみ
何度も言うようにミュウツー対策が出来ていないとリーダーになるどころか勝ち抜くのも困難を極める。
ズバリ、「シャドーボール」を覚えられるポケモンには全て「シャドーボール」を覚えさせるべきだと思う。

そしてこちらもミュウツーを用意しておきたい。
ミュウツー同士で激突することも珍しくないので、
素早さだけでも最高値ならば、一方的にやられることはまずなくなるだろう。
残りの2体だが、やはりミュウツーを意識しつつステータスでも大きく劣らないようなポケモンを選びたい。

参考程度に前述の人気ポケモン以外に私がバトルルームで見かけたポケモンとしては…
ヘラクロス、バンギラス、カビゴン、カイリキー、ハッサム、
意外な所ではオコリザル、ベトベトン、リザードンなんかもいました。