======================================================================================================================= 知らなきゃ損? 最新版 ポケモンバトルシミュレーターの独自仕様まとめ(last up date 2015/10/27) =======================================================================================================================  PBSは2000年の公式大会でも使われた「ポケモンスタジアム金銀」の挙動に基づいて設計されておりますが、  …とはいえ個人の制作した対戦シミュレータ。PBSでは完全に再現されていない部分が少なからず存在します。  そのうち、対戦に影響するみなさんからご報告のあった仕様の違いをまとめておきました。  大会のルールブックを作成する際、うまく活用して頂ければと思います。 ■ 能力変化  ランク     -6 -5 -4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 6  概算 2/8 2/7 2/6 2/5 2/4 2/3 1 3/2 4/2 5/2 6/2 7/2 8/2  正確な数値 25% 28% 33% 40% 50% 66% 100% 150% 200% 250% 300% 350% 400%   ポケスタ金銀:「正確な数値」で計算される。   シミュレータ:「概算」で計算される。   (※注:ランクダウンの計算時にズレが生じることがある。) (ex.)バンギラス Lv.55 素早さ実数値123 (個体値15・努力レベル63)   ポケスタ金銀: 123 × 0.66 = 81.68 → (小数点以下切り捨て) → 81   シミュレータ: 123 × 2/3 = 82 ■ 能力変化と状態異常   ポケスタ金銀:物理攻撃力の能力変化と火傷、素早さの能力変化と麻痺が同時にかかる場合、状態異常の能力補正のみが無視される。   シミュレータ:無視されない(※金銀クリスタルの通信対戦と同様) ■ 状態異常・状態変化 * 眠り   ポケスタ金銀:1〜3ターン   シミュレータ:1〜4ターン * 凍り   ポケスタ金銀:味方のポケモンが凍り状態になると相手側のポケモンの凍り状態の追加効果の確率が0%になる。   シミュレータ:味方のポケモンが凍り状態になっても「トライアタック」の凍り状態の追加効果の確率が0%にならず、2匹凍ることがある。   (システムで縛れない金銀クリスタルの通信対戦をする感覚で2匹凍らせたら反則負け。ということになりますかね。) * ひるみ   ポケスタ金銀:眠り・凍り状態のポケモンに対して、ひるみの追加効果が発生しない。   シミュレータ:眠り・凍り状態のポケモンに対して、ひるみの追加効果が発生する。 ■ 技 * そらをとぶ   ポケスタ金銀:空中に身を潜めているとき、混乱、麻痺、メロメロ、ひるみなどで技が繰り出せないと地上に戻る。   シミュレータ:空中に身を潜めているとき、混乱、麻痺、メロメロ・ひるみなどで技が繰り出せないと空中に身を潜めたままになる。 * あなをほる   ポケスタ金銀:地中に身を潜めているとき、混乱、麻痺、メロメロ、ひるみなどで技が繰り出せないと地上に戻る。   シミュレータ:地中に身を潜めているとき、混乱、麻痺、メロメロ・ひるみなどで技が繰り出せないと地中に身を潜めたままになる。 * れんぞくぎり   ポケスタ金銀:技を連続して命中させる度、威力が1倍→2倍→3倍→4倍→5倍になり、6回目で1倍に戻る。   シミュレータ:技を連続して命中させる度、威力が1倍→2倍→3倍→4倍→5倍→6倍→7倍…と外れない限り永遠と倍増する。   <以上のバグを応用した禁断の戦術>     1.「はかいのいでんし」を持たせた飛行属性のリザードンで「あなをほる」     2. 地中に潜って混乱するターンで混乱して技が失敗し、地中で戦えるようにする(「じしん」が効かないので事実上無敵)。     3. 「れんぞくぎり」をひたすら使用する。        …といっても4ターン以内に、1ターン目動く、2ターン目動けないを引けないといけないので、    そんなにうまく決まらなかったり(^^;        スターミーや電気ポケモンの電磁波を受けるのもリスキーなので、狙ってこのバグを引くのはかなり難しいです…。    なお、直近の大会になる「ビクトリーカップ2014」では禁止にしませんが、あまりオススメしません(^^; * とびげり・とびひざげり   ポケスタ金銀:技を外したとき、与えるはずのダメージの1/8を受ける。   シミュレータ:技を外したとき、与えるはずのダメージの1/4を受ける。 * がまん   ポケスタ金銀:2〜3ターン我慢状態となる。   シミュレータ:1〜2ターン我慢状態となる。 * カウンター・ミラーコート   ポケスタ金銀:-   シミュレータ:「あばれる」「はなびらのまい」「げきりん」「ころがる」の1発目を受けたポケモンでなければ「カウンター」「ミラーコート」の対象にならない。 * こうそくスピン   ポケスタ金銀:技がはずれるとき、宿木の種や撒きびし、渦潮などの束縛状態から解放されない。   シミュレータ:技がはずれた場合でも、宿木の種や撒きびし、渦潮などの束縛状態から解放される。 * いかり   ポケスタ金銀:ダメージの倍増対象は「いかり」使用直後〜次の「いかり」使用までの攻撃技ダメージ。   シミュレータ:ダメージの倍増対象は「いかり」使用直後の相手の攻撃技ダメージのみとなる。 * わるあがき   ポケスタ金銀:ノーマルタイプのポケモンが使用してもダメージは1.5倍にならない。   シミュレータ:ノーマルタイプのポケモンが使用するとダメージが1.5倍になる。 * バトンタッチ   ポケスタ金銀:「ねごと」⇒「バトンタッチ」で眠り状態のポケモンに「バトンタッチ」すると悪夢状態を引き継ぐ   シミュレータ:「ねごと」⇒「バトンタッチ」で眠り状態のポケモンに「バトンタッチ」すると悪夢状態を引き継がない   (※注:猛毒状態のポケモンから毒状態のポケモンに「バトンタッチ」すると猛毒を引き継ぐ現象は反映されている) * おいうち   ポケスタ金銀:先攻の「バトンタッチ」に対してダメージが2倍にならない。   シミュレータ:先攻の「バトンタッチ」に対してダメージが2倍なる。 *おんがえし・やつあたり   ポケスタ金銀:ポケモンのなつき度に基づいて威力が決定される。   シミュレータ:ポケモンのなつき度の概念が無く、最高威力102となる。          実機では再現不能な「おんがえし」「やつあたり」を併用してもいずれも威力102で使える。 ■ 持ち物 * こおったきのみ   ポケスタ金銀:火傷状態になったとき、火傷状態を回復する。   シミュレータ:火傷状態になったとき、火傷状態を回復する。また、混乱状態になったとき、混乱状態を回復する(発動メッセージ上は「にがいきのみ」になる) * にがいきのみ   ポケスタ金銀:混乱状態になったとき、混乱状態を回復する。   シミュレータ:混乱状態になったとき、混乱状態を回復できない。 * ふしぎなきのみ   ポケスタ金銀:「ポイントアップ」でPPを増やした技に対して効果が発動しない。   シミュレータ:-(※金銀クリスタルの通信対戦と同様) *りゅうのキバ   ポケスタ金銀:ドラゴン属性の技を使用するとき、ダメージを1.1倍にする。   シミュレータ:-(※金銀クリスタルの通信対戦と同様) *りゅうのウロコ   ポケスタ金銀:-   シミュレータ:ドラゴン属性の技を使用するとき、ダメージを1.1倍にする(※金銀クリスタルの通信対戦と同様)。 ■ その他 * ポケスタ2版PBS  ・毒(猛毒)、火傷、宿木の種、巻き付く、締め付ける、炎の渦などの定数ダメージが発生しない。 * ポケモンエクスクラメーション(PE!)  ・故障中 〜 最後に・Moderatorからのお願い 〜  PBS制作者のあみにしさんに2009年頃にバグは一度報告済みですが、実は修正させてないバグも幾つか残っています。  既に現役引退されている彼に貴重な時間を裂いて遥か昔プログラムしたシミュレーターの再調整をお願いするのはなかなか恐れ多いものです。  寧ろこれほど長い期間に渡ってシミュレーターを解放して頂き、トーナメントシステムの貸し出し、告知宣伝して頂いてることは本当に奇跡で、  今も金銀の模擬対戦を楽しまれてる方にとっては当たり前になっているかもわかりませんが、実はとても有り難いことではないでしょうか。  PBSはあくまで金銀の模擬対戦を楽しむためのシミュレーター。  そういう環境なのだと割り切って楽しんで頂ければと思います(^^; 2014.7.20 Moderator Gold Special Thanks : 117